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ニセモノを競売へ・・・李仲燮画伯次男に4億賠償請求

美術品競売企業ソウルオークションが故・李仲燮(イ・ジュンソプ)画伯の次男山本泰成氏(59)を相手に4億2千万ウォン(約4000万円)の賠償請求訴訟を起こした。

「李画伯の絵でないことを知りながら競売を委託し、損害を被った」という理由による。泰成氏は現在日本にいる。本紙は昨年8月3日、泰成氏所蔵の絵を含む李画伯の未公開作数千点がニセ物であり、一部はソウルオークションを通じて競売にかけられたという検察捜査結果を単独で報道している。

17日、ソウル中央地方裁判所によるとソウルオークションは訴状で「泰成氏は2005年父親の50周忌記念行事のための資金を用意すると絵4点の競売を委託してきた」と明らかにした。ソウルオークションは「しかし後に4点ともニセ物だということが明らかになり、顧客らに全額還付した」と述べた。


当時ソウルオークションが泰成氏から委託された絵は落札価格別に『子供たちと蛙』(3億1000万ウォン)『裸になった子供たち』(1億5000万ウォン)『枝』(5200万ウォン)『鹿』(4200万ウォン)だ。ソウルオークションはこのうちすでに泰成氏のエージェントに送金した4億2千万ウォンに対して訴訟を起こしている。

検察は昨年11月、泰成氏に絵を提供したキム某氏(69、韓国古書研究会名誉会長)を詐欺などの疑いで逮捕起訴した。キム容疑者は未公開の李画伯の絵1069点と朴寿根(パク・スグン)画伯の絵1760点を保有していると主張している。

検察はキム容疑者所蔵の絵から金属性の光沢を出すパール(pearl)絵の具が検出された点などからニセ物だと判断した。この絵の具は李画伯死後の1960年代末から国外で使われ始めたものだ。



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