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韓牛は米国に輸出できないのか?…①

◇日本産より競争力あるが、交渉努力もせず



イム・ジヘさん(27、写真)は安城(アンソン)市庁の契約職公務員で、肩書は投資誘致専門委員。イムさんは最近、この地域のブランド牛肉の「安城韓牛」の輸出推進に追われている。意欲的に事業に取り組んでいるが、半年以上も徒労が続いている。韓牛輸出の道が開かれていなかったうえ、今まで誰も考えていなかったからだ。


きっかけはシカゴのある有名レストラン社長Aさんの提案だった。昨年7月に韓国を訪れたAさんは、安城のあるレストランで‘安城韓牛’を食べた後、牛肉輸入の意向を明らかにした。

Aさんは「日本産の神戸牛を使っているが、味がひけをとらないうえに、この韓牛は価格が神戸牛の10分の1程度にしかならない」と言って驚いた。

神戸牛は日本でも100グラムあたり5400-8000円(ひれ肉基準)で販売されるほど高い。安城韓牛は100グラムで9600ウォン(約1000円)。Aさんはその場で「どうして牛肉を輸出しないか」と話し、サンプルの輸送を提案した。

イムさんは快く承諾した。しかしイムさんはすぐに壁にぶつかった。牛肉の輸出はおろか、サンプルさえ送るすべがなかった。いくつかの官署へ問い合わせた挙げ句に、イムさんは昨年末、青瓦台(チョンワデ、大統領府)に直訴した。

青瓦台は「米国に畜産物を輸出する場合、衛生評価を受けなければならない。まだ牛肉の輸出を推進する業者がなく、こうした手続きを踏んだことがない」と回答した。

担当部署の旧農林部からは「米国の衛生条件と一致しなければならず容易ではない」「長期的にも牛肉の輸出は難しい」という話を繰り返し聞いた。

イムさんは「海外で韓国産牛肉を望んでいるのに国外に持ち出すこともできないのが実情」と話した。

もっと大きな問題は、政府が輸出の努力もせずに消極的な姿勢を見せている点だ。→②へ続く





韓牛は米国に輸出できないのか?…②



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