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<安養女児失踪事件>ヘジンちゃん帰らぬ人に

11日、京畿道水原市の山中で発見された女の子の遺体は昨年12月25日、安養で失踪したイ・ヘジンちゃんであることが13日、明らかになった。 ともに失踪したウ・イェスルちゃんは行方不明のままだ。13日、警察官関係者が遺体の発掘現場を注意深く検分している。 (写真=朴宗根記者)



京畿道安養(キョンギド・アニャン)で昨年12月25日に失踪したイ・ヘジンちゃん(10、小学校4年)が死亡していたことが確認された。失踪してから79日後のことだった。京畿地方警察庁は13日、水原(スウォン)市の山中で土に埋められ遺体として発見された女の子とヘジンちゃんのDNAを照合した結果、同じものであることが判明したと発表した。

ヘジンちゃんの遺体は11日午後4時45方ごろ、水原市勧善区好梅実洞(クォンソング、ホメシルドン)にある果川(クァチョン)~峰潭(ボンダム)高速道路の好梅実インターチェンジ近くの山中で、訓練中だった予備軍兵士によって発見された。遺体発掘当時、ヘジンちゃんの遺体は損傷が激しかった。キム・ビョンロク安養警察署刑事課長は「失踪した時期が冬で、しかもまだ3カ月も経っていないのに死体の腐敗がひどいのは事件の当初にヘジンちゃんを殺害して暖かい所に保管し、後で土に埋めたのではないかと推測される」と話した。


ヘジンちゃんは昨年12月25日午後5時ごろ、安養市安養文化芸術会館の近くで失踪していた。事件当時、ヘジンちゃんは同じ町内の年下の友だちであるウ・イェスルちゃん(8、小学2年生)と一緒に安養8洞安養文芸会館の近くにある商店街の主人に目撃された後、行方が分からなくなっていた。

警察はヘジンちゃんが土に埋められ、遺体として発見されただけに一緒になくなった友だちのイェスルちゃんも殺害された可能性が高いと見ている。

◇ずさんな捜査=警察は2人の子どもが失踪した後、安養警察署ネンチョン治安センターに捜査本部を構え捜査に着手した。だが捜査の当初2人の女児の行方を追跡できるほどの証拠を発見できなかった。 身代金を要求する脅迫電話もなかった。 2人の女児の父母が周囲から恨みを買うようなことがなかったと分かると失踪から7日目の昨年12月31日になってやっとエンバー警報(AmberAlert、誘拐された子どもの情報を道路電光板やテレビやラジオ放送に公開し情報提供を求める警報システム)を発令して公開捜査に乗り出した。

2人の女児の移動予想経路を中心に聞き込み捜査と捜索作業を行ったが、これといった成果を上げることができなかった。 信憑性のある市民の情報提供も多くなかった。結局、捜査が長期化してしまった。

通常、誘拐された子どもは誘拐後、3時間以内に殺害される可能性が高い。3時間が過ぎても24時間を超えるのは難しいと犯罪専門家らは分析する。 警察は父母らが非公開捜査を望んでいたので打つ手がなかったと釈明した。

その後、延べ数約2万4000人を動員し、安養8洞と安養6洞など約8000世帯に対して個別の聞き込み捜査を行い、安養と近隣の都市の住宅街の屋上と地下室、浄化槽、マンホールなどを中心に綿密な捜査活動を進めていた。しかし安養一帯での大々的な捜索活動と聞き込み捜査行われたにもかかわらず、遺体が安養ではなく水原で発見されるという結果になってしまった。

◇原点に戻って再捜査=警察はこの日ネンチョン治安センターでパク・ジョンファン安養署長の主宰で緊急対策会議を開き、原点から捜査を再開することにした。 失踪場所から遺体が発見された場所につながるすべての道路の周辺で捜索と聞き込み調査に着手した。

これとともに5中隊を動員し、ヘジンちゃんの遺体が発見された地点周辺で大々的な捜索と発掘作業を行っている。



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