●事例1
2月にK中学校を卒業した歌手Aさん。毎日午前8時40分に登校し、最初の5分間、担任教師が出席チェックをすると、マネジャーと帰宅する。6-12月の活動時はひと月に半分以上イベントや番組出演があり、公文書を提出して公欠処理。なんとか卒業したが、卒業式の日、学校名を広く知らせたという理由で‘功労賞’を受けた。
●事例2
M女子高を今年卒業したKさん。ドラマ2本と海外制作映画1本に出演し、公文書で出席認定。ドラマ撮影とCM、インタビュー現場を写真撮影して証拠書類として添付、担任教師に提出すると“現場学習”として出席処理。同じクラスの生徒は「3カ月間ほとんど出席していない。卒業させてほしいと頼みにきたマネジャーの顔の方がKさんよりもよく見かけた」という証言も。
●事例3
HグループのA君の場合、練習生生活の3年間、毎日中学校を2時間目まで出席し、直ちにマネジャーと帰宅。2時間の授業中も眠ったり、イヤホンで音楽を聞いたりすることが多い。Hグループのメンバー2人は、学校で公欠認定をしてくれないため、学歴を認めて卒業もさせてくれる代案学校に転校。
10代のスターは幼い世代のアイドルとして目立っているが、教育の現実には“赤信号”が灯っている。日刊スポーツ(IS)芸能チームが現在、国内企画会社に所属して活動中の未成年グループ11チームと練習生など中・高在学中の芸能人50人に関する実態調査を行った結果、ほとんどの生徒の出席日数は全体授業日数の3分の1にも達していなかった。
特に国民義務教育である小・中等教育を受けている一部のスターたちは実際には卒業基準の出席日数も満たしていなかった。
他の一般の子供たちとは明らかに異なる特別待遇を受け、相対的な違和感を招いた点も問題だが、幼いころから芸能活動を始めた10代スター自身にとっても、こうした中途半端な教育環境は失うものが多い。自分のアイデンティティーを育てる大切な時期に、学校教育と団体生活の経験が欠乏したまま成長するからだ。
▶ <学校へ行かない中高生スターたち>その② 日本の場合は…?
▶ <学校へ行かない中高生スターたち>その③ 毎日早退、卒業は…?
▶ <学校へ行かない中高生スターたち>その④ 韓国の芸能人は…?
2月にK中学校を卒業した歌手Aさん。毎日午前8時40分に登校し、最初の5分間、担任教師が出席チェックをすると、マネジャーと帰宅する。6-12月の活動時はひと月に半分以上イベントや番組出演があり、公文書を提出して公欠処理。なんとか卒業したが、卒業式の日、学校名を広く知らせたという理由で‘功労賞’を受けた。
●事例2
M女子高を今年卒業したKさん。ドラマ2本と海外制作映画1本に出演し、公文書で出席認定。ドラマ撮影とCM、インタビュー現場を写真撮影して証拠書類として添付、担任教師に提出すると“現場学習”として出席処理。同じクラスの生徒は「3カ月間ほとんど出席していない。卒業させてほしいと頼みにきたマネジャーの顔の方がKさんよりもよく見かけた」という証言も。
●事例3
HグループのA君の場合、練習生生活の3年間、毎日中学校を2時間目まで出席し、直ちにマネジャーと帰宅。2時間の授業中も眠ったり、イヤホンで音楽を聞いたりすることが多い。Hグループのメンバー2人は、学校で公欠認定をしてくれないため、学歴を認めて卒業もさせてくれる代案学校に転校。
10代のスターは幼い世代のアイドルとして目立っているが、教育の現実には“赤信号”が灯っている。日刊スポーツ(IS)芸能チームが現在、国内企画会社に所属して活動中の未成年グループ11チームと練習生など中・高在学中の芸能人50人に関する実態調査を行った結果、ほとんどの生徒の出席日数は全体授業日数の3分の1にも達していなかった。
特に国民義務教育である小・中等教育を受けている一部のスターたちは実際には卒業基準の出席日数も満たしていなかった。
他の一般の子供たちとは明らかに異なる特別待遇を受け、相対的な違和感を招いた点も問題だが、幼いころから芸能活動を始めた10代スター自身にとっても、こうした中途半端な教育環境は失うものが多い。自分のアイデンティティーを育てる大切な時期に、学校教育と団体生活の経験が欠乏したまま成長するからだ。
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