李明博(イミョンバク)大統領が3日、初めて主宰した青瓦台(チョンワデ、大統領府)国務会議の風景はいままでの盧武鉉(ノ・ムヒョン)政府時とは違った。
まず会議の開始時間が午前8時に前倒しされた。盧前大統領のときには午前9時30分だったが、朴大統領になってから1時間早くなった。
李大統領は会議が始まった後「国務総理さえ良ければ、毎週火曜日の朝8時に定期的に国務会議を開くのはどうでしょう…反対はありますか?」と尋ねた。韓昇洙(ハン・スンス)国務総理をはじめとする出席者は笑顔で同意を示さなければならなかった。
すると待ってましたとでも言うように李大統領は「定期国務会議は火曜日8時」だと釘をさしたうえで「臨時国務会議は時と場合にしたがって行わなければならないので、そのときそのときの議題によって午後に開くことにしよう。時間に関係なく夜遅くまで討論するのはどうだろうか」と話した。深夜の国務会議も予告したのだ。
会議場の風景も変わった。いままでは直四角形のテーブルの片端に置かれていた大統領のいすはだ円形のテーブルの中央へと移された。大統領の右側の席には韓昇洙総理が、左側の席には姜万洙(カン・マンス)企画財政部長官が座った。
四角のテーブルの両側に3台ずつ計6台設置されていたLCDモニターを撤去し、閣僚席と向かい側の閣僚席の幅が狭まった。これまでの長さは4メートル93センチだったが、1メートル50センチ縮まった3メートル43センチになったという。「より近づいて深く討論しよう」という李大統領の指示にともなう措置だ。
国務会議場の前にはインスタントコーヒーが置かれたティーテーブルが設置された。李大統領と閣僚らは会議の前に自らコーヒーを入れて飲んだ。この日の国務会議にはまだ任命手続きが完了していない李明博政府の長官4人の代わりに盧武鉉(ノ・ムヒョン)政府の長官4人が出席した。国務会議開催のための最小閣僚定員数(15人)を合わせるためだ。“レンタル閣僚”4人は朴明在(パクミョンジェ、行政自治部)、卞在進(ピョン・ジェジン、保健福祉部)、李圭用(イ・ギュヨン、環境部)、任祥奎(イム・サンギュ、農林部)長官だった。朴明在閣僚が「盧前大統領に(烽下村への帰郷を祝う)蘭を送ってくれたことに感謝する」と述べると、李大統領は「前任者が優遇される社会的な雰囲気を作らなければならない」と答えた。
◇「週1回は現場を訪問しなさい」=‘現場’‘変化’‘創意’‘実用’をはじめとする‘李明博印のキーワード’はこの日も予想を裏切ることなく登場した。
李大統領は「長官は忙しくても週1回は現場を訪問してこそ現実的で実用的な政策代案を作り出すことができる」と述べ「閣僚と高位の公職者たちは‘ノブレス・オブリージュ(高い身分に見合った道徳的な義務を果たすべきだとする考え方)’に対する確固たる考えを持たなければならない」と主張した。
李大統領は「昨日と今日は違わなければならず、明日への変化に備えなければならない」「慣例に従っていままでの記録よりも新しい創意工夫をこらした思考をもって取り組むように」「部署の領域にこだわる利己主義から抜け出し、国政全般に関心を持てるように」などと述べた。
李大統領はこれに先立ち討論で「石油税の引下げで大型車だけが優遇措置を受け、小型車には優遇措置が届かないのではないか」「大学の入学要綱は国民に対するサービスなので国民が理解しやすいよう綿密に準備をしなければならない」などと閣僚らに要請した。
まず会議の開始時間が午前8時に前倒しされた。盧前大統領のときには午前9時30分だったが、朴大統領になってから1時間早くなった。
李大統領は会議が始まった後「国務総理さえ良ければ、毎週火曜日の朝8時に定期的に国務会議を開くのはどうでしょう…反対はありますか?」と尋ねた。韓昇洙(ハン・スンス)国務総理をはじめとする出席者は笑顔で同意を示さなければならなかった。
すると待ってましたとでも言うように李大統領は「定期国務会議は火曜日8時」だと釘をさしたうえで「臨時国務会議は時と場合にしたがって行わなければならないので、そのときそのときの議題によって午後に開くことにしよう。時間に関係なく夜遅くまで討論するのはどうだろうか」と話した。深夜の国務会議も予告したのだ。
会議場の風景も変わった。いままでは直四角形のテーブルの片端に置かれていた大統領のいすはだ円形のテーブルの中央へと移された。大統領の右側の席には韓昇洙総理が、左側の席には姜万洙(カン・マンス)企画財政部長官が座った。
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李明博大統領が3日、青瓦台で新政府初の国務会議に出席している。会議開始が1時間30分早まって、大統領の座席もだ円形テーブルの中央(写真右)に移された。写真=キム・キョンビン記者 |
四角のテーブルの両側に3台ずつ計6台設置されていたLCDモニターを撤去し、閣僚席と向かい側の閣僚席の幅が狭まった。これまでの長さは4メートル93センチだったが、1メートル50センチ縮まった3メートル43センチになったという。「より近づいて深く討論しよう」という李大統領の指示にともなう措置だ。
国務会議場の前にはインスタントコーヒーが置かれたティーテーブルが設置された。李大統領と閣僚らは会議の前に自らコーヒーを入れて飲んだ。この日の国務会議にはまだ任命手続きが完了していない李明博政府の長官4人の代わりに盧武鉉(ノ・ムヒョン)政府の長官4人が出席した。国務会議開催のための最小閣僚定員数(15人)を合わせるためだ。“レンタル閣僚”4人は朴明在(パクミョンジェ、行政自治部)、卞在進(ピョン・ジェジン、保健福祉部)、李圭用(イ・ギュヨン、環境部)、任祥奎(イム・サンギュ、農林部)長官だった。朴明在閣僚が「盧前大統領に(烽下村への帰郷を祝う)蘭を送ってくれたことに感謝する」と述べると、李大統領は「前任者が優遇される社会的な雰囲気を作らなければならない」と答えた。
◇「週1回は現場を訪問しなさい」=‘現場’‘変化’‘創意’‘実用’をはじめとする‘李明博印のキーワード’はこの日も予想を裏切ることなく登場した。
李大統領は「長官は忙しくても週1回は現場を訪問してこそ現実的で実用的な政策代案を作り出すことができる」と述べ「閣僚と高位の公職者たちは‘ノブレス・オブリージュ(高い身分に見合った道徳的な義務を果たすべきだとする考え方)’に対する確固たる考えを持たなければならない」と主張した。
李大統領は「昨日と今日は違わなければならず、明日への変化に備えなければならない」「慣例に従っていままでの記録よりも新しい創意工夫をこらした思考をもって取り組むように」「部署の領域にこだわる利己主義から抜け出し、国政全般に関心を持てるように」などと述べた。
李大統領はこれに先立ち討論で「石油税の引下げで大型車だけが優遇措置を受け、小型車には優遇措置が届かないのではないか」「大学の入学要綱は国民に対するサービスなので国民が理解しやすいよう綿密に準備をしなければならない」などと閣僚らに要請した。
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