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大統領と秘書、遠すぎる
青瓦台リノベーションを予告
IDカードにGPSチップも
大統領府の青瓦台(チョンワデ)本館にリノベーションの風が吹きそうだ。李明博(イ・ミョンバク)大統領は、最近「青瓦台の工事は(現代建設会長時代に)私がしたのに、入居してみると、機能の面に問題があるようだ。大統領と秘書が遠く離れすぎている」と述べた模様だ。高く雄壮だが、大統領1人のための空間に設計されていて、空間の効率性が落ち、「権威主義」を思い出させる、ということだ。
秘書事務室を青瓦台の本館や本館付近に設け、大統領が自由に立ち寄り、様々な指示をしたり対話したい、という意向と考えられる。青瓦台は、ますます忙しくなりそうだ。いまでも李明博青瓦台の一日は長い。約450人にのぼる職員の大半が早朝7時には自分の席に座る。毎朝8時に開く首席秘書官会議の資料を準備しなければならない。
日曜日も例外ではない。宗教活動のため、9時に会議時間を繰り下げただけだ。土曜日には休むというものの、各部局が何となく「ノーホリデー」に感付いている。当初は、さらに早かった。盧武鉉(ノ・ムヒョン)時代より1時間も早い午前7時30分に首席秘書官会議が開かれた。早朝に朝食を取らなければならない職員の間で「厳しい」と歎く声があがった後、30分繰り下げられたのだ。
構内食堂は、午前7時と午後7時30分へと、それぞれ30分ずつ繰り上げ、繰り下げられた。午後10時前に退勤する大胆な職員はなかなかいない。9時10分に青瓦台を出る最後の通勤バスには空席がいっぱいだ。
▶ MB「私が工事した青瓦台…問題ある」…②
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