慶尚北道・大邱（キョンサンブクド・デグ）地域の上水道取水源である洛東江（ナクドンガン）で、有害化学物質のフェノールが検出され、同道・亀尾市（クミシ）と漆谷郡（チルゴクグン）で一時上水道の供給が中断された。

韓国水資源公社亀尾管理団によると、２日午前１０時２０分ごろ、亀尾市海平面（ヘピョンミョン）にある洛東江の亀尾広域取水場の取水口で、基準値の０．００５ｐｐｍを上回るフェノールが検出された。水資源公社は同午後３時４５分以降、フェノールの濃度が基準値以下に下がった後、取水を再開した。

慶尚北道と亀尾市は、洛東江で検出されたフェノールについて、１日午前に火災が発生した金泉市・コーロン油化工場から流れ出た可能性が高い、とみて経路を調べている。