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◇日本支社長11年 「対日関係は政経分離を」
李明博(イ・ミョンバク)大統領は当選直後、「韓日関係を回復する」と明らかにした。引き続き、外信記者会見では「過去の歴史問題に執着しない」と述べた。新政権のスタート後、果たして韓日間に薫風は吹くのだろうか。
日本支社長を11年間務める張炳孝(チャン・ビョンヒョ)ポスコジャパン社長(55)は、「韓日経済交流を活性化させるには、政治と経済を分離することが重要」と助言する。
張炳孝支店長は「韓日の民間交流は活発になったが、両国の政治問題が絡み、韓国が得たものは多くない」と分析した。
「今後も自由貿易協定(FTA)交渉、歴史問題、独島(ドクト、日本名・竹島)問題などの懸案が山積しているが、政経分離をすればこう着状態は意外と簡単に解決できる」というのがチャン支店長の考えだ。
張炳孝支店長は「韓日サッカーワールドカップ(W杯)以降、韓国に対する日本人の拒否感がかなり減った」と話す。
実際、東京都内の韓国食堂は日本人女性であふれ、‘臭い’と言って見向きもしなかったキムチを冷蔵庫に保管し、毎日食べている日本人も多い。
張炳孝支店長は「百済(ペクチェ)時代の日本との良い関係は、まさにこのような状況だったのでは」と語った。‘この良い状態を活用しなければならない’ということだ。
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