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この日、公演は全世界に中継された。北朝鮮側もテレビとラジオを通じて100分の公演を生中継した。ただ金正日国防委員長は顔を見せなかった。公演が終わった後、ドナルド・グレッグ元在韓米大使は「今日の午後、ウィリアム・ペリー前国防相とともに金桂冠(キム・グェグァン)6カ国会談北側首席代表と面談した席で“今が北核問題を直ちに解決する時期”だという意見を伝達した」と明らかにした。
世界の反応
米国を含んだ各国のメディアは韓国戦争以後、最も多くの米国人が北朝鮮を訪問した事実に大きな関心を見せた。特に昨年6カ国協議国の間“2.13合意”以後、北核問題が膠着状態に陥った状況でニューヨークフィルの公演がこれを解決する新しい突破口と作用するか注目した。
ワシントンポストは1971年、米国と中国間の“ピンポン外交”にならい“ニューヨークフィル公演はシングソング(Sing Song)外交’の新しい章を開く歴史的な公演で演奏自体が平壌駐在米国大使の役割をする」と報道した。ロシア国営NTVは「金正日国防委員長の参加については別にして“バイオリン外交”の成果」と伝えた。
中国を訪問中のコンドリーザ・ライス米国務長官は「ニューヨークフィルの平壌公演は良いことだが、北朝鮮政権は相変らず北朝鮮政権」とし、拡大解釈を警戒した。
▶平壌に響いた“星条旗よ永遠なれ” ①
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