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昨年、アフガニスタンの旧支配勢力・タリバンが韓国人23人を拉致(らち)した事件で、主謀者とされていたイスラム過激派組織のマンスール・ダドゥラー司令官が逮捕された。パキスタン保安当局の関係者が11日に明らかにした。
AP・AFP両通信によると、ダドゥラー司令官は同午前、パキスタン治安部隊との交戦の末に負傷し、拘束された。パキスタン警察は「ダドゥラー司令官と反軍7人は同午前、アフガン南東部の山岳部からパキスタン南西部バルチスタン州に入国しようとして、治安部隊に発見された」と説明。
ダドゥラー司令官は昨年5月、アフガニスタン政府とNATO(北大西洋条約機構)軍の合同作戦で亡くなった、当時のタリバン最高司令官ムラー・ダドゥラーさんの実弟。マンスール・ダドゥラー司令官はアフガン政府の捕虜になっていたが、昨年5月、タリバンが拉致したイタリア人記者と交換、開放された。
その後、タリバン最高司令官を務め、アフガン南部地域でタリバン過激派組織の闘争を主導してきた。とりわけ、昨年7月に発生した韓国人拉致事件の主謀者の一人とされている。
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