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鄭明勲氏、韓日中「友情の懸け橋コンサート」



ソウル市オーケストラの音楽監督を務める鄭明勲(チョン・ミョンフン、55、ピアノ、写真)さんが、日本の樫本大進(バイオリン、28)、中国の趙静(チョウチン、30、チェロ)さんらと共演した。いずれも韓国・日本・中国を代表する演奏者。

舞台となったのは、音楽を通じ3国の友情を深め、国際協力の大切さを訴える「子どものための友情の懸け橋コンサート2008」(同実行委員会主催、産経新聞社など協賛)。04年に東京・民芸館でスタートして以降毎年行われている。今年は8日午後7時、東京国立博物館・平成館(台東区、約360席)で開かれた。


毎年ビオラを演奏した日本の皇太子は、この日は直接演奏する代わりに観客として出席され、日本で学ぶ各国の小学生ら約150人とともに、演奏家の共演を楽しんだ。共演者らは、クライスラーの『愛の悲しみ』、ブラームスのピアノ4重奏曲などを演奏した。

趙静、樫本さんらは、03年に鄭さんが指揮する東京フィルのシンガポールツアーでも共演した縁がある。鄭さんが、23日に誕生日を迎えられる皇太子のため、最後に即興で『ハッピーバースデー』を演奏するほほえましい場面もあった。

同コンサートは、02年に皇太子が鄭さんの指揮で公演されるオペラ『蝶々夫人』を観覧したことがきっかけとなり、企画されたもの。皇太子がビオラを演奏されるとの話を耳にした鄭さんが共演を提案したものだ。



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