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中国気象局が、今年は黄砂が例年よりも多くなる可能性が高いと警告した。これによって今年、韓半島を襲う中国発“黄砂テロ”も多くなりそうだ。
5日、中国半官営通信社の中国新聞社によると、中国気象局傘下国家気象センター矯梅燕主任は「ここ数年と比べた場合、今年は黄砂が多く発生するものと予想される」と伝えた。
「中国西北部に降った豪雪で地表面が湿り、黄砂の原因物質を抑制することはできるが、今春は冷たい空気が比較的活発になるとみられ、春季の黄砂現象が多く見られるだろう」と予測したが、この見通しの根拠として「黄砂は地表面の原因物質とこれを積んで運ぶ冷たい空気によって発生するが、今春は原因物質より冷たい空気の影響が黄砂の発生を起こしやすくする」と分析した。
あわせて「8月にオリンピックが開かれる北京の黄砂の発生頻度も昨年より多くなりそうだ」とし、中国政府の五輪対策も厳しい状況を強いられそうだ。北京は地球温暖化の影響で気温が上がり、降水量は少なくなると予想されている。
中国発の黄砂は西北部黄土高原と内蒙古一帯の砂漠地域が発生地だ。砂漠が広がるこの一帯の砂と微細の土ぼこりが毎年3~4月、偏西風に乗って移動し、中国北部地域だけではなく韓半島や日本にまで広く影響を及ぼす。2006年4月には“黄砂テロ”とまで呼ばれるほどに韓半島に大きな被害を与えた。
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