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ソフトウェア最大手の米国マイクロソフト(MS)が1日、インターネットポータル企業ヤフーを買収すると公式宣言した。
MSは買収金として巨額の446億ドルを提示した。
ヤフーはこれに対し「長期的な株主価値を考慮し注意深く検討する」とロイター通信が伝えた。
MSの今回の提案は、インターネット検索・広告市場を圧倒しているライバル社グーグルに対抗するためだ。
MSはヤフーの株式を1株31ドルで買収すると提案した。前日のヤフーの終値(19.18ドル)より62%も高い金額だ。
ヤフーはここ数年間、インターネット検索市場でグーグルに押されて苦戦を強いられている。昨年の第4四半期の純益は前年同期比を23%も下回り、全職員の7%にあたる1000人の人員削減計画まで発表した。
またグーグルの米国内インターネット検索市場シェアは50-60%台。これは、MSとヤフーを合わせた米国内インターネット検索市場シェアの約2倍にあたる。
MSのスティーブ・バルマー最高経営責任者(CEO)はこの日、ヤフー理事会に送った書簡で「最近、市場がある会社により支配されつつある」と述べ、グーグルを直接狙った。
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