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「清渓川は都会人の『安らぎの場』のモデル」



「清渓川(チョンギェチョン)でもらった感動から大きなインスピレーションが沸き起こった。階段だけ降りれば都心のど真ん中で自然を満喫できるし、おかげで都市が活力に満ちている。静的で閉鎖的な台湾の温泉地帯も、このように変えたらどうか、と思った」。

「08~09年・台湾訪問の年」を広報するため韓国を訪問した頼瑟珍(写真)交通部観光局長が、清渓川を見学した後、このように所感を語った。観光部を設けていない台湾政府で、交通部観光局長は事実上長官級といわれる。観光政策を総括するポストだ。そうした同局長がなぜ、同国を広報する前に韓国を褒めたのだろうか。


昨年台湾を訪れた韓国人は総23万人。06年に比べ5万人増えた。今年は25万人が見込まれる。頼局長は、韓国を「急速に浮上する市場」と評した。現在、台湾を最もたくさん訪れているのは日本人だが、日本市場はすでに成長が止まった状態だ。

半面、韓国は依然として成長の可能性が無限だということだ。頼局長が就任後、最初の訪問先に韓国を選んだのも、今年韓国関連の予算を30%以上増やす方針を決めたのも、そのためだ。同氏は、インタビューの後、ソウル中心部の繁華街・明洞(ミョンドン)を訪問する計画だと話した。「韓国人が何を好むのかをもう少し調べるため」というのが理由だった。



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