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「禁煙村だという噂が全国に広がっているのに、他の地域へ行ってたばこを吸うことなどできるはずがない」。
31日、慶尚南道南海郡南面(キョンサンナムド・ナムヘグン・ナムミョン)虹ヒョン(ホンヒョン)2里のムジゲ村会館で会ったキム・ドンヒョンさん(78)は誇らしく語った。
キムさんは18歳からたばこを吸い始め、60年間も喫煙を続けた愛煙家だった。 村に住む愛煙家11人と一緒に一年間禁煙し、ムジゲ村が南海郡から‘たばこの煙のない村’に選ばれるのに貢献した。
1カ月ぶり訪れたムジゲ村の住民らは「禁煙を始めてからよいことが多い」と口をそろえて話した。 住民からは‘苦労して実現した禁煙村’という自負心も感じられた。 村の入口には‘たばこの煙のない1号村-虹ヒョン2里’という案内板が立てられた。 住民は今月初めに総会を開き、喫煙すれば罰金500万ウォン(約55万円)を支払うことで合意した。
この日午後5時。 「住民の皆さん、体操の時間です。 村会館の前に集まってください」という放送が流れ、20人余の住民があっという間に集まった。 禁煙した高齢者の体重が増え、毎日体操をすることにしたのだ。 南海郡は村会館に運動器具を支援することにした。 村では禁煙キャンプも推進している。
南海郡保健所のチョン・ヒョンジュ健康増進チーム長(43)は「禁煙で成人病を予防できる生活方式を体系的に普及させ、南海郡を長寿村にしたい」と語った。
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