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金正日総書記、王家瑞党対外連絡部副部長と会談

金正日(キム・ジョンイル)北朝鮮国防委員長が30日、北朝鮮を訪問中の王家瑞中国共産党対外連絡部長と会談し、昼食を共にしたと朝鮮中央通信が報道した。

中央通信は「金正日同志は胡錦濤国家主席へのあいさつを伝えた王家瑞部長と和やかに親善的な会談をした」と報じ「王家瑞部長は金正日同志に胡錦濤・国家主席からの歓迎の意を伝えた」と明らかにした。この日の面談と昼食に北側からは姜錫柱(カン・ソクジュ)外務省姜錫柱第1次官が、中国側からは劉暁明北朝鮮駐在大使が同席したと中央通信は報道した。

しかし中央通信は会談内容を公開しなかった。王部長の北朝鮮訪問に先立ち、一部では胡主席が金委員長に北京五輪の開幕式に参加を要請する口頭親書を王部長に託したともみられている。


特に北朝鮮の核プログラム申告をめぐり、北朝鮮と米国間の意見の対立から6カ国協議が進展されない状況で、中国が王部長を通じて北朝鮮の意思を探り、北朝鮮と米国の間の仲裁に立ったのではないかという分析もある。王部長は2005年2月に北朝鮮が核保有宣言をした直後に北朝鮮を訪問し、6カ国協議に復帰するように促した経緯がある。

北朝鮮問題の専門家らは中国が李明博(イ・ミョンバク)次期大統領の就任式の際に唐家セン閣僚委員を出席させることで折り合いをつけるために、王部長をあらかじめ平壌(ピョンヤン)に送ったとも解釈している。



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