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李次期大統領、民主労総との懇談会を取り消す

李明博(イ・ミョンバク)次期大統領が29日に予定されていた全国民主労働組合総連盟(民主労総)との懇談会を取り消した。

民主労総・李錫行(イ・ソクヘン)委員長が、違法なデモに関連し、警察から出頭を求められているが、それに応じなかったためだ。政権引き継ぎ委員会側は「法と原則を守らない人や団体とは会わない、という断固とした意志を示したもの」と説明。

李次期大統領側の朱豪英(チュ・ホヨン)スポークスマンは、28日「民主労総が出頭問題を円満に解決するとしていたが、突然立場を変えたため(李次期大統領の民主労総への)訪問が無期限延期となった」と述べた。


李委員長は昨年11月11日と12月1日に、韓米自由貿易協定(FTA)締結に反対するための国民大会にかかわった疑いで、警察から出頭を求められている。警察は、当時その集会を禁止していた。政権引き継ぎ委員会は25日から8回にわたり、李委員長の鐘路(ジョンロ)警察署出頭を要求したが、民主労総が拒否したとされる。

朱スポークスマンは「李次期大統領が新年互礼会で強調した法秩序確立の原則を尊重し、こうした原則を実践するために、民主労総とさらに多くの協議が必要とされる」という立場を表明した。李民主労総委員長は「口実を作って懇談会を取り消したのは、民主労総を弾圧する意図にしか思えない」とし「徹底的に相応する措置を講じる」と反発した。



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