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飲酒に寛大な韓国だが…9割が「公共場所で禁酒を」

韓国人の10人に9人(88%)が「公共場所での飲酒行為を法律で規制すること」に賛成していることが分かった。

これは、保健福祉部(福祉部)と大韓保健協会が昨年、ソウル・釜山(プサン)など5の大都市の住民1012人を対象に行なったアンケート調査で確認されたもの(27日に発表)。回答者の86%が、公共場所で酒を飲むのを不快に思ったり、飲酒者には近寄りたくもない、と話している。

大半の先進国は、公共場所での飲酒はもちろん、酒の持ち歩きまで厳しく規制しているが、韓国は「酒の天国」だ。青少年への酒類販売を制限する法規があるだけで、公共場所はもちろん競技場でも飲酒関連の規制がない。


ソウル蚕室(チャムシル)球場が03年5月、アルコール度数5度以下の酒類を紙コップに注いだ形での酒類販売を許可した後、文鶴(ムンハク)球場もビールを売っている。バスケットボールの試合が行なわれる慶尚南道昌原(キョンサンナムド・チャンウォン)室内体育館でも昨年末からビールを売っている。

仁済(インジェ)大保健大学院・金光起(キム・グァンギ)教授は「韓国は酒を買いやすく、飲みやすい国」とし「一定の場所では飲酒を制限すべきだというのが、世界保健機関(WHO)の勧告でもある」と述べた。福祉部のイ・ウォニ精神健康チーム長は「公共場所での飲酒規制は、国民的合意があってこそ進められる。意見聴取の後、規制導入を決める計画だ」とした。

◇外国は厳しく規制=米国は一部の州を除いては、公共場所で酒を飲めない。公園・競技場だけでなく、大学の構内でも酒を飲めない。大半の公園には「アルコール容認度0(Zero Alcohol Tolerance)」という標識がある。酒を飲んで摘発されれば、罰金を納めなければならない。英国は、公共場所で酒に酔いふらつくだけでも処罰される。ロシアは06年から公共場所での飲酒を禁止した。違反すれば、アルコール度数によって最低生活費の3~10倍にのぼる罰金が科される。カナダも公共場所での飲酒を禁止している。



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