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<環境キャンペーン>④公務員は無駄遣い、民間企業は節約

公務員「自分の金でもないし…」企業「1ウォンでも節約」

2008年1月、ある日の昼休み…果川政府庁舎電気はON、現代海上ビルディングはOFF



23日午前11時50分、産業資源部エネルギー環境チームがある政府果川(クァチョン)庁舎3棟5階。職員が廊下へまばらに出てきた。ざわめきの中で「エネルギー節約のために職場の明かりを消し、事務機器のスイッチもOFFにしてください」という声が聞こえた。庁舎管理事務所の案内放送だった。しかし放送に耳を傾ける人はなかった。彼らが出ていった後、各部屋と廊下の蛍光灯はそのまま明るく照らしていた。


ほかの階でも同じだった。5階から7階の産業資源部のフロアの大部分は蛍光灯だけではなくコンピューターのモニターもスイッチが入ったままだった。産業資源部のイ・カンユン広報企画チーム長は「いつも告知しているが、守られていないようだ」と述べ「内部のコンピューターネットワークを通じてもう一度エネルギー節約に協力するよう伝える」と話した。

午後8時30分、外から見た庁舎5棟5階から7階はほとんどのフロアに明かりが灯っていた。この場所は環境部がある所だ。庁舎の中を見回してみたところ、多くの職場で職員が1、2人ほど仕事をしていた。1、2人しかいないのに部屋全体の明かりをつけているのだ。3カ所においては職員が全くいなかった。

24日昼12時10分、ソウル光化門(クァンファムン)17階、現代海上ビルディング。大部分の部屋が薄暗くなっている。中央管制センターで昼休みの間、建物全体の照明を落としてしまうのだ。急な業務がある職場だけ手動で周辺の照明をつけることができる。この建物は2004年3月に行った建物のリモデリングを通じてシステムを変えた。午後8時以降は1時間間隔でフロアの明かりを消す。必要な場所だけに明かりをつけて仕事をしろということだ。このようにして節約した電気が年間14万1120キロワットだ。40世帯が1年間に使用する量だ。金額では年間1700万ウォン(約190万円)、2004年3月以降6500万ウォン(約730万円)を節約した。ポスコも毎日1時間、昼休みの間ソウルと浦項(ポハン)、光陽(クァンヤン)のオフィスで中央統制方式の自動消灯を実施し、電気を節約している。エネルギー節約政策を担当する産業資源部や環境部とは対照的な姿だ。

2006年現在、国民1人当たりの年間電力消費量は7191キロワットに達する。2002年を基準にすると、米国1万2226キロワットやカナダの1万5593キロワット、日本7719キロワットよりは少ない。しかしドイツ(6050キロワット)よりは量が多い。国内電力の60%は石炭、石油、液化天然ガス(LNG)を燃焼させて生成する。石油は電力生産燃料の5%を占める。電気を節約することは石油の輸入を節約できる1つの方法だ。化石燃料の消費が減り、地球温暖化の主犯である二酸化炭素(CO2)の排出を減らす効果ももたらす。



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