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米国航空宇宙局(NASA)の航空研究部門責任者(the Aeronautics Research Mission Directorate)に韓国人科学者シン・ジェウォン博士(49、写真) が任命された。
NASA本部の核心業務組織は航空研究、探査体系(Exploration Systems)、科学(Science)、宇宙活動(Space Operations)などの分野で構成されている。シン博士はこのうち、最も重要な航空研究部門を来月1日から担う。彼の職級はNASA総責任者であるマイケル・グリフィン局長(Administrator)とシャーニャ・デール副局長(Deputy Administrator)のすぐ下の職級である局長補(Associate Administrator)で、次官級だ。シン博士は航空研究部門副局長補(Deputy Associate Administrator)として3年6カ月間勤務し、昇進した。
グリフィン局長は24日、報道資料を通じて「21世紀航空学研究のロードマップを開発した彼の指導により、NASAは航空研究の最高機関という名声を維持する」と述べ、NASAも「航空戦略決定、航空飛行及び安全など航空学に関しすべての研究がシン博士の責任の下で進行される」と明らかにした。シン博士は「NASAの航空研究プログラムは航空交通と安全、航空環境などの分野で米国が直面したものを適切に対処する案を研究・開発してきたが、他の政府機関、業界、学界などと緊密に協調し、対応していく」と抱負を明らかにした。
またシン博士はNASA航空宇宙ニュースとのインタビューで「航空機や自動車をもう少し安全に作れば人類にとってプラスになるはずだと考えて機械工学を専攻した」と明らかにし、高位職の責任について歯車の原理を例に挙げてこう強調した。「いちばん上にある歯はゆっくり回るが、下の数多くの歯はそれよりずっと速いスピードで回る。高位職に上がるほど下に大きな影響を及ぼすことを肝に銘じなければならない。高位職はそんな影響力を認識して慎重に組織管理をしなければならない」と明らかにした。同メディアは「シン博士が航空安全分野では世界一流」と紹介している。
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