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<空港ラウンジ>雪が降るとなぜ飛行機は遅れるの?

雪が降った22日、仁川(インチョン)空港では航空機80便余が予定時刻に出発することができなかった。 大雪注意報が出された前日の場合、予定時刻に出発できなかった航空機が120便余にのぼった。

なぜ雪が触れば飛行機は適時に出発できないのか。 自動車のように路面(滑走路)が滑るために遅れるのか。

ほとんどの国際空港は、除雪液や結氷防止剤を利用して滑走路の雪を除いている。 このため滑走路に雪が積もることはほとんどない。


出発が遅れるのは、飛行機に凍りついた雪を取り除くためだ。 ‘デアイシング’(De-icing)と呼ばれるこの作業は普通1機当たり30分以上かかる。

飛行機はエンジンの力のほか、翼の上下を空気が通過しながら生じる気圧差(揚力)を利用して離陸する。 しかし飛行機の表面に雪がついている場合、空気の流れが不規則になり、十分な揚力を得るのが難しくなる。

航空専門家らは「飛行機も重くなるため、最悪の場合、離陸できず墜落することも考えられる」と説明する。

仁川空港にはターミナル周辺の2カ所に飛行機の雪を取り除く施設がある。 飛行機は乗客を乗せた後、ここに移動し、雪を取り除く。 乗客を乗せる間にも雪が積もるからだ。

デアイシングの過程は自動車の洗車を想像すればよい。 飛行機の表面に温められたデアイシング溶液をかけた後、特殊装備を使って洗い落とす。 その後、表面が凍らないよう特殊溶液を塗る。

デアイシング作業を終えた後、離陸してしまえば飛行には問題がない。 飛行機は雲の上を飛ぶため、雨や雪の影響をほとんど受けないからだ。



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