１７日午後８時３０分ごろ、大邱（テグ）国際空港の海南航空ＨＵ７９０４便（１６４席）チャーター機。 搭乗客１５８人は３泊４日の海南島ゴルフ旅行を期待しながら離陸を待っていた。 航空機はこの日午後８時５０分に大邱（テグ）空港を離陸し、翌日０時３０分に中国海南島の三亜空港に到着する予定だった。

その時、機内に案内放送が流れた。 「この航空機は離陸許容重量を超過しました。全員降りてください」。 空港ラウンジに出てきた乗客はあっけにとられた表情だった。 韓国空港公社大邱支社は「この航空機の離陸許容重量は７５トンだが、２トン超過して問題になった」とし「全員がゴルフ観光客なので、ゴルフクラブの重さが原因になったとみられる」と述べた。 ほとんどの乗客が荷物だけでなく自分のゴルフクラブも積んだからだ。

旅行会社側が観光客に状況を説明する間、午後９時が過ぎた。 大邱国際空港の航空機夜間運航統制時間は午後９時から翌日午前７時。 このため飛行機は離陸できなくなった。


乗客は航空会社・旅行会社が提供する付近のホテルで一夜を過ごした後、１８日午前９時、大邱空港を出発した。 搭乗客は１１４人だった。 ４４人は日程が合わず観光をキャンセルした。 この観光を斡旋したＨ旅行会社の関係者は「ゴルフクラブが多くて重量が超過したようだ」とし「冬季は中国・東南アジアにゴルフ旅行へ行く観光客が多く、時々こうしたことが発生する」と語った。

海南島の場合、最近の気温は２５度前後と暖かく、景色が良いうえ、ゴルフ場が７カ所もあるため、全国の旅行会社がチャーター機を借りてゴルフ旅行を企画している。