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金東柱、電撃日本行き…横浜と入団交渉

フリーエージェント(FA)の金東柱(キム・ドンジュ、32)が日本進出を打診するため飛行機に乗った。金東柱(キム・ドンジュ)は今週、横浜ベイスターズとの入団交渉を行うと発表した。

金東柱は元所属球団の斗山(トゥサン)が4年間で最大62億ウォン(約7億1千万円)の提示案を撤回した後は動きがなかったが、自ら突破口を探しに出た。金東柱は6日午後3時55分、アシアナ航空1045便に乗り、日本の東京へと向かっていた。

金東柱のエージェントは今月初め「日本のある球団と最後の交渉を行っている。新年の連休が終わる7日以降に大筋が分かる」と話したが、この球団は横浜であると明らかになった。今まで話題になっていた千葉ロッテ、ヤクルトとの接触はすでに途絶えていた。


金東柱は「横浜カード」を掲げ、提示額を削るという斗山の圧迫に絶えた。周囲では「金東柱が実体のない日本行きを過信しているのではないか」と懸念していたが、エージェントは12月末から横浜と緊密に連絡を取ってきた。誰も予想すらできなかった逆転だ。

しかし金東柱が契約に成功するまでにはいくつか解決しなければならない課題がある。横浜三塁守にはここ2年連続30本塁打、100打点以上を記録した看板スター村田修一(28)が控えている。守備力がいまひとつなので、一塁手への転向話も出たが、金東柱がすぐにも押しのけるのは難しい相手だ。

また横浜は大リーグ出身の巨砲一塁手の獲得も推進中だ。このような場合、村田を三塁手として引き続き活用することもできるが、リスト1順位の用兵が禁止薬物の実態を載せた「ミッチェル・リポート」に名前が挙がっている点が負担となって作用する見通しだ。

金東柱が横浜に入団するためにはチームの用兵の獲得が失敗に終わり、村田の一塁手転向が前提とならなければならない。これらの問題が解決したとしても横浜が金東柱の主張してきた「2年基準4億円」に近接する条件を差し出すかどうかも未知数だ。

現実的に難点が多いが、斗山の提案を退けた金東柱が直接日本に渡っていったことで彼の意志を明確に理解できる。金東柱と横浜が合意点を見出せれば金東柱が夢に描いた日本への進出が実を結ぶ可能性もある。



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