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食薬庁「西海原油流出地域の水産物は安全」

食品医薬品安全庁(食薬庁)は27日、「西海岸で流通・販売中の水産物は安全だ」と発表した。

原油流出による汚染事故以前または汚染地域から離れた遠海で漁獲したもので有害ではない、という説明だ。

現在、原油汚染地域で水産物を採取したり出荷したりするのは禁止されているが、付近で取った水産物は流通している。食薬庁は、泰安(テアン)、瑞山(ハサン)、保寧(ポリョン)、唐津(タンジン)など10の地域で流通中の水産物92種類を検査したところ、85件から0.01~3.31ppbの汚染物質が検出されたと発表した。


最も多い汚染物質が検出されたのは貝類で、最高3.31ppb。軟体類も最高2.13ppbだった。だがいずれも欧州連合(EU)の基準値を大きく下回る(魚類2ppb、貝類10ppb、軟体類5ppb)。刺し身店の水槽の水9件のうち5件からPAHs(原油汚染指標成分となる多環芳香族炭化水素)が出たが、量は0.002ppb以下だった。

食薬庁は今後3カ月間、毎週汚染地域付近で流通する水産物に対する安全性検査を行う計画だ。



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