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崔洪万は31日、「Fields! やれんのか! 大晦日! 2007 Supported by M-1 GLOBAL」で‘無欠ファイター’ヒョードル・エメリヤーエンコ(31)と対戦する。 相手が非常に強いうえ、グラウンドでも攻防が可能なプライドルールが適用されるため、崔洪万にとって絶対不利だ。
崔洪万のため、同じエージェンシーの尹東植が支援を買って出た。 尹東植は2週間、崔洪万のグラウンド練習に協力し、ヒョードル戦のセコンドにもつくという。
K-1で活動してきた崔洪万は、総合格闘技(MMA)ではまだ1試合しか経験がない。 ちょうど1年前の「K-1ダイナマイト」でボビー・オロゴンを1分足らずでKOした。 ‘天下壮士’(シルムのチャンピオン)出身だが、グラウンドのテクニックと経験はほとんどない。
崔洪万の代理人パク・ユヒョン氏は「ヒョードルが試合を提案してきた時、尹東植は引き止めた。 しかし崔洪万が‘戦って学ぶ’という決心を固めてからは積極的に支援している」と伝えた。
柔道スターだった尹東植はグラウンド技術、特に腕ひしぎ十字固めを得意とする。 プライドに似たHERO’Sでメルヴィン・マヌーフとファビオ・シウバを連破し、ライトヘビー級の強者に浮上した。
尹東植は05年のプライドデビュー戦で‘日本格闘技の英雄’桜庭和志に敗れた。 しかし桜庭は尹東植の技術と根性を高く評価し、高田道場に呼んで一緒に練習するなど、2人は親しくなった。 尹東植は崔洪万を高田道場に連れていき、グラウンドの練習を行う予定だ。
崔洪万は218センチ・160キロの体格を持ち、シルム(韓国相撲)チャンピオン出身だ。 MMAでも十分に可能性があるが、まだ弱点が見えないヒョードル(182センチ・105キロ)を相手に勝つ可能性は極めて低い。
崔洪万は「いいチャンスだと思って試合を受け入れた。 私はシルム選手だったから簡単には倒れない」と語った。 ‘勝つ’という言葉は言わなかったが、小さな希望の火は消していない。
無謀な挑戦を控え、崔洪万のために尹東植は柔道とMMAの経験をできる限り圧縮して伝える考えだ。 もちろん攻撃よりも守備が重点になるはずだ。
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