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泰安沖で過去最悪の原油流出…7キロに広がる

7日午前7時15分ごろ、忠清南道泰安郡万里浦(チュンチョンナムド・テアングン・マンリポ)北西10キロ沖の海上で停泊中だった香港船籍14万6848トン級タンカー「ハーベイ・スピリット」と海上クレーン(3000トン級)を積んだ三星重工業所属1万1800トン級の艀船が衝突した。

この事故でタンカー左側のオイルタンク3カ所に穴が空き、原油1万500トンが海に流出した。

今回の事故は、曳船が仁川(インチョン)から海上クレーン艀船を慶尚南道巨済(キョンサンナムド・コジェ)に移す途中、鉄線が切れ、艀船が停泊中だったタンカーに衝突して発生した。


流出した原油は潮の流れに乗って泰安郡一帯の養殖場や干潟に広がる可能性が高く、大きな被害が予想される。 原油は事故地点から南東側に幅2キロ・長さ7.4キロまで広がっている。

海洋水産部の関係者は「冬の海水は冷たく、事故が海岸からやや離れたところで発生したため、被害規模を予測するのが難しい」と述べた。

事故発生後、海洋水産部と忠清南道泰安海洋警察署は現場に海上警察警備艦艇12隻、海洋汚染防除組合防除船15隻を投入した。 しかし事故海域の波の高いうえ、秒速10-18メートルの北西風が吹き、事故船に接近できないという。



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