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泰安沖でタンカー事故…被害規模は過去最大

7日午前、忠清南道泰安郡(チュンチョンナムド・テアングン)沖で国内では過去最悪となるタンカー原油流出事故が発生した中、その被害規模に関連機関の関心が集まっている。

泰安海洋警察署によると、この日の事故で海洋に流出した原油は1万500キロリットル(8000トン)と、国内最悪の海洋汚染事故だった95年の「シープリンス号事故」当時に流出した原油8381キロリットル(5035トン)より多い。

しかしシープリンス号事故の場合、海岸の暗礁に座礁して原油が流出した半面、今回の泰安沖の「ハーベイスピリット号事故」は海岸から8.28キロ離れた海上で発生し、幸い、原油は沿岸まで広がっていない。


この事故を受け、泰安海上警察は450トン級油防除艇と海軍艦艇、ヘリコプターなどを動員し、事故海域一帯に600メートルのオイルフェンスを緊急設置するなど、関連機関と共同で拡散防止に総力をあげている。

海上警察は「油防除艇1隻が1時間当たり180キロリットルを防除できる能力があると勘案すれば、5隻が除去作業を行う場合、理論上流出した油を除去するのに15時間ほどかかる」と予想している。

この日午前7時30分、忠清南道泰安郡沖の海上を航海中だった香港船籍14万6000トン級タンカー「ハーベイスピリット」と某重工業所属の海上クレーンを積載した1万1800トン級艀船が衝突し、タンカー左側のオイルタンク3カ所から1万500キロリットル(8000トン)の原油が海洋に流出し、幅500メートル余・5キロほど広がった。



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