芸能人の相次ぐ結婚、破局ニュース。同じ芸能人の間では、結婚した夫婦に関心が集まっている。 芸能人は同じ芸能人と恋愛するケースが多かった。 芸能人はなぜ芸能人に引かれるのか。

「芸能人は芸能人を好む」「撮影場で愛を感じる」。心理学者らは男女が恋愛する理由について‘近接性’と‘同質性’を強調する。 近くいる自分に似た人と恋愛するということだ。


新人女子タレントのＫさんは最近、あるメディアとのインタビューで「芸能人同士が結婚するのを理解できる」とし「撮影の際、愛する感情を抱かなければならないが、演技に没入すると、度々その人を見つめて考えるようになる」と語った。


Ｋさんはドラマ撮影の際、相手役の男性の先輩を見ながらときめきを感じ、また別の作品でも相手役の男性に好意を抱いたという。 さらには「自分を愛する役の男性俳優が実際に自分のことを愛しているかのような錯覚に陥ることもある」と話した。

撮影場での共感が実際の恋人につながるケースは少なくない。 トム・クルーズとニコール・キッドマンは映画「デイズ・オブ・サンダー」で出会い、アントニオ・バンデラスとメラニー・グリフィスは映画「あなたに逢いたくて」の撮影場で会って結婚した。

自分と似ていると感じる同質性も理由だ。 臨床心理専門家のキム・ソンヒ氏は「芸能人は大衆への露出を避けられず、自分の危機状況でも簡単に心を打ち明けられないため、孤立感を感じることが多い」とし「それで同質感を感じる同じ芸能人に引かれることになる」と話した。 生活パターンが似ているため、お互い慰労もしやすい。

新人タレントのＫさんも「同じ芸能人と結婚し、一緒に仕事をし、休みの時も一緒にボランティア活動ができればよい」と話す。 善男善女が会う場合、自身と身体的な魅力や社会的知名度の面でも似た水準の人を選択するという‘類類相従’効果も適用される。

かつて芸能人の結婚は人気低下を意味したが、いまや結婚はむしろ人気上昇につながる。 しかし芸能人同士の愛と結婚は順調にいかないことも多い。 有名な妻のため結婚生活に不便な点が多かったという告白、おしどり夫婦コンプレックスに苦しんだという芸能人の告白が次々と出てきている。

最近、結婚情報会社が実施したアンケート調査の結果、未婚男女の半分以上が「芸能人の離婚ニュースに接すると、結婚する考えがなくなる」と答えている。 したがって芸能人は自らを‘公人’と自任するかぎり、恋愛と離別には慎重でなければならない、という指摘だ。

元舞台俳優で結婚情報会社を経営するスン・スクさんは「（芸能人が）どうしようもない状況に直面したとき、自分を愛してくれるファンに納得してもられるだけの努力をしなければならない」とし「ファンも納得できるだけの離婚理由があれば、芸能人の新しい人生を応援してあげるのがよい」と強調した。