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国立バレエ団のプリンシパル、キム・ジュウォン氏(30、女)が上半身ヌードの写真を公開した。
キム氏は国内トップクラスのバレリーナで、昨年バレエのオスカー賞とされる「Benois de la Danse」を受賞した。保守性の強いクラシカル・バレエの世界を考慮すれば、破格と言わざるを得ない。
キム氏の写真は、ファッション専門紙「ヴォーグ(VOUGE)」韓国版の10月号に載せられた。公開されたのは、恋人関係のイ・ジョンユン氏(30、国立舞踊団のプリンシパル)と一緒に撮った写真6枚。キム氏がトーシューズ姿でイ氏のひざの上に座ったまま、上半身を完全に露出している写真もある。国内のバレリーナがヌード写真を一般に公開したケースはキム氏が初めて。
ヌード写真を撮影した理由についてキム氏は「舞踊家は自身の体を通じ美しさを伝える。だが、自分の体が正確にどんな姿なのか、自分自身では分かりにくい。だからカメラに収めたかった。自分の体をそのまま記録、記憶したかった」と語った。また「何よりも、美を追求する芸術家らと共にすることができ、勇気を出した」と付け加えた。撮影を務めた人は、韓国を代表するフォトグラファー、キム・ヨンホ氏。
キム氏だけではない。ユニバーザル・バレエ団のプリンシパル、カン・イェナ氏(32)もヌード写真を撮った。すでに撮影が終わり、11月に展示会を開く予定だ。カン氏は「どのレベルに露出すべきか、どんな姿が最も『カン・イェナらしいか』について現在悩んでいる」とした。
これに関連、世宗(セジョン)大舞踊学科の張善姫(チャン・ソニ)教授は「アメリカン・バレエ・シアターの元プリンシパル、アレクサンドラ・ペリーも全裸の写真を公開したことがある。世界的な振付師ジリー・キリアンは、女性の脱いだ上半身を通じ『曲線の美学』を求めたりもした。禁忌を破り芸術の領域を拡張させた、との点から勇気のある決断だ」と評した。しかし、一部では「品位を守るべきなのに、度を越している。エログロだ」としており、議論が広がる見込みだ。
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