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“軽空母級”独島艦、西海を進む

アジア最大規模の軽航空母艦級大型輸送艦である独島(トクト)艦(1万4000トン)が先月28日、忠南泰安(チュンナム・テアン)郡の西海上を航海している。サッカー場2つ分の大きさ(長さ199メートル)の独島艦はヘリ7台、戦車6台、上陸突撃装甲車7台、トラック10台、自走砲3台、高速上陸艇2隻を搭載し、兵力700人まで乗せることができる。



①独島艦に弾乗務補助員たちが兵力・輸送上陸作戦のため、車両甲板からK-9自走砲を移動する試験的訓練を行っている。独島艦にはK-9自走砲3台を載せることができるが、この日の試験訓練では2台を積載した。
② 独島艦飛行甲板に着陸している海軍ヘリブラックホーク(UH-60)。ヘリ4機が独島艦飛行甲板に同時に移動することができる。
③ 将兵たちが独島艦甲板の下に設置された体力トレーニングルームで運動をしている。60坪の空間にランニングマシン3台と各種運動器具が揃っている。将兵たちが夕食後、自由時間に利用する。



アジアで最も大きな軽空母級輸送艦である海軍独島(トクト)艦(1万4000トン)が28日、西海(ソヘ、黄海)でその姿を現した。


韓国海軍はこの日、仁川(インチョン)の南西92キロ沖で航海中の独島艦(LPX1番艦)をマスコミに公開した。2005年7月12日、釜山韓進(ハンジン)重工業ドックで進水されてから2年2カ月だ。

独島艦は試運転を経て来年から作戦に投入される。海軍機動艦隊の指揮艦として活用される独島艦は北東アジア海洋秩序の再編を予告している。海軍は今後、独島艦、イージス級駆逐艦である世宗大王艦(KDX-Ⅲ)、中型潜水艦などで構成された機動艦隊を済州道(チェジュド)に配置する予定だ。

この機動艦隊は済州島~インドネシアのマラッカ海峡間の海上輸送路を保護し、中国、日本の海軍に対立して北東アジア戦略の均衡を維持するのに活用される。独島艦(長さ199メートル)は日本が最近進水したヘリ空母であるひゅうが艦(197メートル、1万3500トン)、タイの軽空母であるチャクリ・ナルエベト艦(183メートル、1万1300トン)より大きい。

独島艦は現在、兵力、装備輸送艦として設計されているが、軽航空母艦に改造することができるように作られた。海軍関係者は「独島艦は最新型戦闘機F-35(JSF)のような垂直離着陸機20機を積むことができる」という。199メートルの長さの飛行甲板、航空機を積載することができる格納庫、17トンの積載量を格納庫から飛行甲板まで高速(30秒)で運び、持ち上げることができる2台の航空機用エレベーターが軽空母に改造するための装置だ。17階建ての独島艦には航空機用と乗務補助員エレベーター7台がある。独島艦は航空作戦と海上、上陸作戦を指揮することができる指揮統制自動化装置(C4I)を取り揃えている。独島艦甲板右側にある上部構造物の上(7階)にある艦橋と4階戦闘情報室(CIC)では空中、海上、地上の作戦現況をひと目で把握することができる。独島艦はレーダーと海空軍が捕らえたすべての物体を自動的に受信して大型モニターで示す。

規模が大きいだけに独島艦には話題も多い。特に海軍艦艇のうち最も多い女性軍が配置された。独島艦長チョン・アンホ(海士38期)大領は「12月末まで将校3~4人を含む20人の女性軍を乗せる計画」と話した。チョン大領は「女性軍たちの独立した生活環境を保障するために艦艇内に“女性軍区域”を設置する予定」とし「この区域に出入りしようとすれば電子式錠がかかった二重ドアを通らなければならない」と説明した。

◆軽空母級輸送艦=1万~2万トン級空母でヘリまたは垂直離着陸機10~20台を積む。飛行甲板の長さも200メートル以内なので米海軍のレーガン号(飛行甲板長さ333メートル、9万7000トン、航空機85台搭載)のような大型空母と比較される。



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