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申貞娥氏の学歴詐称証拠つかんだ…パソコンにファイル

申貞娥氏が21日、ソウル西部地検に到着し、救急車から降りている。この日、申貞娥氏は茶色と紫色のストライプのTシャツとジーパン、ナイキの運動靴をはいていた。



ソウル西部地検は申貞娥(シン・ジョンア、35、女)氏がエール大博士の学位証を直接偽造したという手がかりをつかみ、21日、申氏を召喚調査した。検察関係者は「家宅捜索で確保した申氏のコンピューターのハードディスクにエール大博士の学位文書ファイルと総長の署名が写った写真ファイルが保存されている事実を確認した」と述べた。申氏はこれまで「エール大博士の学位を受けたのは事実で、誰かから詐欺にあったようだ」などと主張してきた。

しかし検察は申氏が学位ブローカーから博士の学位関連偽造ファイルを購入し、必要な度に直接偽造していたものと判断し、申氏を相手に事実関係を追及した。申貞娥氏が非常勤講師として在職した大学4か所に提出した学位証明書類に記載した日付も少しずつ違いがある点を見つけ、経緯を調べている。申貞娥氏がこれらの大学に講師として在職した時点は博士の学位を取ったと主張した2005年5月以前であり、博士の学位だけではなく、学士・修士学位関連書類も偽造したものと検察は見ている。


また口座追跡を通じ、申貞娥氏がソンゴク美術館に支援された企業後援金数億ウォンを横領した事実を確認し、申貞娥氏に具体的な横領規模と使用先を確認している。申貞娥氏はこのお金で株式投資をし、一部は衣類購入を含めた個人用途として使ったということだ。

検察はこの日、出頭した卞良均(ピョン・ヤンギュン)前青瓦台政策室長を相手に申貞娥氏の学歴偽造事実をいつ知ったのかを集中的に取り調べた。しかし卞前室長は「最近まで申貞娥氏がエール大博士学位を取得したと信じていた」という陳述を繰り返している。卞前室長が興徳寺(フンドクサ、蔚山広域市蔚州郡所在)に特別交付金を支援する対価として興徳寺の英培(ヨンベ、東国大理事長)僧侶に申貞娥氏関連疑惑を消してほしいと要請したのかについて問い詰めた。卞前室長と申貞娥氏はこの日夜遅くひとまず帰宅したが、検察は連休(秋夕=中秋をはさんだ3連休)が終わり次第、2人に対して逮捕状を請求する方針だ。

◆詐欺再生罪適用=検察はソウル中央地方裁判所破産部から申貞娥氏の個人再生申請書類を受け取り、分析に入っている。申貞娥氏は2005年9月、借金1億420万ウォンの返済が難しいとしてソウル中央地方裁判所に個人再生を申請した。当時、申貞娥氏はソンゴク美術館で月給240万ウォンを受け取っていると届けた。裁判所は申貞娥氏の申請を受け入れ、このうち給料から180万ウォンを5年間払い続ける条件で利子を帳消しとした。しかし申貞娥氏は最近、横領疑惑を否認し「私の年俸は1億ウォンを超える」と言っていた。

統合倒産法によると財産を隠して虚偽で個人再生を申請した場合、詐欺再生罪を適用、5年以下の懲役または5000万ウォン以下の罰金を払うことになっている。検察は申貞娥氏に対して令状を再請求する際、私文書偽造と業務妨害、横領とともに詐欺再生罪を追加適用する方針だ。



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