学歴詐称問題に巻き込まれたタレント崔秀宗（チェ・スジョン）が「本当に申し訳ない」と直接頭を下げた。

チェ・スジョンは２３日午後１０時３０分ごろ、ソウル江南（カンナム）のある飲食店で取材陣に会い「これからする話がすべて言い訳のように聞こえるだろうが、公人として本当に申し訳なく思っている」と謝罪の意を伝えた。


続いて「古くからつきあってきた方々はほとんどすべてのことを知っており、これまで正直生きようとしてきたが、問題になるようなことを正さなかったことに対しては何を申し上げることもできない」とし「大学祭などの提議が来れば俳優としてしたことであり、私が（外大を）出たからだといって出たことはなく、学歴に対して誰にもうそをついてきたことはなかった。しかし訂正しなかったことに対しては申し訳ないと思うばかり」と話した。

また「俳優がプロフィール上、学歴で恩恵を被る職業ではないが、間違って伝えられていたことを直さなかったのは無感覚で無責任な行動だった」とし「いつからかインターネット時代になったが、誤って伝えられたことに対し、迅速に対処することができず、こうしたことで名前が挙がり、失望させたことに対しては本当に申し訳ないと思っている」と重ねて謝罪した。

夫人ハ・ヒラの反応に対しては「家に帰るやいなや家内を抱いてやって背中を叩きながらすまないと言ったら『そんなこと言わないで。すべて分かっているのにどうしてこんなことになってしまったのか分からないけど動揺しないで“大祚栄”（テジョヨン）にだけ没頭してください』と言ってくれた」と伝えた。

最近続く学歴詐称問題については「高等学校卒業という方々の中でも社会的に大成した方々はとても多いし、学歴よりは能力主義の社会にならなければならないと思う」と控え目にコメントし「能力を無視し学歴を欺く社会はよくないが、いずれにせよ私は何も言えない。その中に自分の名前も入ってしまい、何も言えません」と述べた。

今回、問題になったことに対する心境としては「最初は学歴詐称といわれ、あわててしまったが、むしろ自分が情けなく多くの方々にすまないと思っている」とし「もっと正直に生きていかなくてはいけないと思った」と言った。

最後に「テレビ画面の前では本当に素敵な俳優としてベストを尽くし、演技すること」とした彼は「このようなこと自体すべて私の過ちだと思う。頭を下げてお詫びさせていただく」と重ねて言った。

急に取材陣への対応ということでラフな服装であることに対しても謝罪し『大祚栄』撮影のために席を発った。

チェ・スジョンは２４日午前から江原道束草（カンウォンド・ソクチョ）セット場で『大祚栄』の撮影に臨む予定だ。