ＫＢＳ時代劇『大祚栄』（テジョヨン）に主演として出演中の人気俳優、崔秀宗（チェ・スジョン、４４）も学歴詐称問題で関心が集まっている。

チェ・スジョンは韓国外国語大学貿易学科を卒業したとされているが、事実ではないことがわかった。


韓国外大関係者は２１日「チェさんの学歴を問い合わせた結果、彼が貿易学科を卒業した事実はないものと確認された」と明らかにした。彼は「当時入学選考記録が電算化されていないため、関連書類を探し出して正確な真相を調査する方針だ」と話した。チェ・スジョンはこの日配布した報道資料で「ペミョン高校卒業後、韓国外大貿易学科に合格したが、家庭の事情が厳しく入学できなかった」と明らかにした。彼は「デビュー初期、マネジャーが誤ったプロフィールを広告代理店に配布したことが誤りのもととなったようだ」とし「しかし外大を卒業したと口にしたことはない」とした。

本紙の確認結果、インターネットポータルサイトにはチェ・スジョンが韓国外大を卒業したと紹介されていた。ネイバー人物欄ではチェ・スジョンの学歴がペミョン高卒業、韓国外大貿易学学士、アメリカコロラド州立大マーケティング中退と記録されている。チェ・スジョンは自分の公式ホームページの学歴欄にも「韓国外国語大貿易学」と表示した。

チェ・スジョンは同門会活動もしていた。同大学同門会関係者は「９４年４０周年行事にチェ・スジョンが外大同門である歌手ユ・ヨルさんや映画俳優アン・ソンギさんらと参加した」とし「彼が芸能人同窓の先輩後輩たちと親しくしていた」と話した。チェ・スジョンは２０００年、ユ・ヨルとアナウンサーのシン・ユンジュ氏とともに学校側から「誇らしい外大放送人賞」を受けたこともある。波紋が広がるとチェ・スジョンの所属事務所であるソフトランド側は「新人俳優ではないから学歴・経歴などは本人に確認せず、インターネットに載っている情報を集めて公式ホームページに入れた」と主張した。また『大祚栄』を撮影中のチェとは通話ができず、事実は確認できていない」と話している。ソフトランドはこの日午後、本紙が確認取材に入った直後、チェ・スジョン公式ホームページプロフィールに書かれていた学歴部分を削除した。

チェ・スジョン学歴問題に対する所属事務所のコメント

マスコミに飛び交うチェ・スジョンの学歴に関して所属事務所より公式的なコメントを発表します。

所属事務所ではチェ・スジョンに事実を確認したところ、ペジェ中学校とペミョン高等学校を卒業後、韓国外国語大学貿易学科を受験して合格しましたが、当時、家庭の事情によって入学できず、後に米国に渡ってコロラドにあるｆｏｒｔｍｏｒｇａｎ　ｃｏｌｌｅｇｅに１年ほど通いましたが、父親が亡くなり帰国したため、学校にはこれ以上通えなかったということでした。

俳優デビューの初期、親戚の人がマネジャーの仕事を務めていましたが、当時、広告代理店にチェ・スジョンのプロフィールを作成して伝える際、韓国外大に志願した事実を、確認もなく学歴欄に韓国外国語大学校貿易学科とだけ書いたのが発端となったようです。

以後、インターネットが普及し、こうした内容が各ポータルサイトに事実確認なしに記載され、ネイト（Ｎａｔｅ）にはコロラド州立大学校経営学科、ヤフー（Ｙａｈｏｏ）には高麗大学校コンピューター科学技術大学院、ダウム（Ｄａｕｍ）とエンパス（Ｅｍｐａｓ）には韓国外国語大学校、パラン（Ｐａｒａｎ）には韓国外国語大学校－コロラド州立大学校－高麗大学コンピューター科学技術大学院、などと掲載されていました。実はチェ・スジョンはこれまで学歴を売り込むとか学歴プレミアムを享受したこともなく、なおかつ韓国外国語大学校を卒業したという内容を記載、または発言したこともないのに、誰かが外国語大に入学、卒業した事実がないとし、それをわざわざ記事にして世の中をひっかき回しているので、まことに惨憺たる思いを隠すことができません。ただ、韓国外国語大学校は今でも通いたい大学であり、どんな大学より韓国外大に愛情と関心が高いことも事実です。これまで韓国外国語大学の行事に招かれたとき、快く駆け付けたのもそんな理由からでした。

チェ・スジョンの人生において学歴はそれほど重要なものではなかった上、これまで外大を卒業したと言ったこともなく、インターネットポータルサイトにそれぞれ異なる内容が記載されていてもいちいち対応しなかったことはそんな理由からです。

しかし今、まるでチェ・スジョンが芸能人という身分のため、学歴を売り込み、学歴を偽って、学歴プレミアムの恩恵を被っているかのように罵倒されていても、現実を見つめながらインターネットポータルサイトにはいちいち対応しなかったことが最大の過ちだったと思います。

最初チェ・スジョンは、今回の問題に対して反論する価値さえないとしていましたが、誤った事実は直ちに知らせなければならないという気持ちから公式見解を明らかにしています。これでもう論難の対象として上がらなければいいと思っており、チェ・スジョンはこれまで同様、まっすぐな姿勢で俳優として誠実に生きてまいります。