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園児・小学生10人に3人がアトピー

幼稚園児と小学生10人に3人がアトピー性皮膚炎だった。また、小学校の教室を調べたところ、15%の教室で、有害な化学物質のベンジンが共同住宅の勧告基準(30マイクログラム/立方メートル)を超過していることが分かった。

延世(ヨンセ)大医学部・予防医学教室の申東千(シン・ドンチョン)教授チームは26日、こうした内容を盛り込んだ「学校空気の質と環境性疾患」の研究結果をまとめて発表した。同調査は、教育人的資源部の依頼で昨年8月から1年間実施されたもので、全国で97の幼稚園と438の小学校など計535カ所の児童ら4万522人を対象に行われた。

調査の結果、アトピー児童は全体の29.5%を占めた。95年の初めての調査(16.3%)と2000年の調査(24.9%)時より大きく高まった。アトピー患者は▽工業団地(33%)▽大都市(31.9%)▽中小都市(29.8%)▽農村地域(21.5%)の順に多かった。新築の家に住んだ児童の場合、アトピー治療の経験(33.8%)が、一般住宅の児童(26%)より多かった。


研究チームが104カ所を選び、室内の汚染度を測定したところ、16カ所から車の煤煙などが原因となるベンジンが多量検出された。揮発性有機化合物類(VOCs)のベンジンは、シックハウス症候群を起こす原因で、「発がん可能物質」とされている。微細ホコリと二酸化炭素も基準値超過率が、それぞれ23.5%、50.5%にのぼった。



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