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韓国人人質22人を抑留しているアフガニスタンのタリバンが30日、交渉期限を過ぎたため男性の人質を1人射殺したとAFP通信が31日報道した。
自称タリバン報道官カリ・ユスフ・アマディ氏はこの日AFPとの電話通話で「我々は交渉期限を何回も決めたが、アフガン政府は我々が決めた期限を無視した」とし「午前8時30分(日本時間31日未明1時)に“ソンシン”という名の男性をAK-47小銃で撃った」と話した。アマディ氏はまた「人質の遺体はガズニ州カラバグ地域に捨てた」と付け加えた。
韓国人22人の名簿に“ソンシン”という名前を持った男性はいないが、シム・ソンミンさん(29)がいる。22人のうちの1人イ・ジヨンさん(36)は29日、本紙とインタビューした際「女性3人、男性1人と一緒にいる」とし「男性の名前はシム・ソンミン」と話していた。
タリバンが提示した交渉時限は30日午後8時30分で、殺害したと明らかにした時刻は31日未明1時だ。
◆シム・ソンミンさん=タリバンによって殺害されたと外信で伝えられた2人目の犠牲者は31日未明現在、身元がはっきりとは明らかにされなかった。外信はこの犠牲者が男性で名前は“ソンシン”と伝えた。韓国人拉致被害者の中で男性は5人で、このうち最初に犠牲となったペ・ヒョンギュ牧師のほかに“ソンシン”という名前に近いのはシム・ソンミンさんだ。
晋州(チンジュ)出身であるシムさんは高校在学時代から国際奉仕活動に関心が高かったという。2男1女の長男だ。視覚障害者の叔母の影響で幼いころから体の不自由な人々を見るとそのまま素通りできなかったという。障害者学生を担当する教会の集まりで教師をしたこともあった。慶南(キョンナム)晋州所在の大学に通ったシムさんは最近、農村での仕事に関心を持ち、関連の勉強をするために職場をやめて大学院進学を選んだ。城南(ソンナム)で下宿生活をする中、普段から関心の高かった国際奉仕活動を始め、アフガンに向かった。
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