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クアルコムチップ内蔵携帯電話の輸入を禁止…米貿易委

米国際貿易委員会(ITC)は7日(現地時間)、特許の侵害を理由に、クアルコム社の半導体チップが内蔵された一部の新型携帯電話に対し輸入禁止決定を下した。

クアルコムが侵害した特許は第3世代(3G)携帯電話の電源制御関連技術で、米通信装備業者ブロードコムが保有している。

ブロードコムは特許を違反したチップが内蔵された携帯電話の輸入を禁止すべきだと主張してきたが、ITCは7日以前に米国に輸入された携帯電話は禁止対象から除かれた。 ITCの決定は、ブッシュ大統領が60日以内に承認すれば、最終確定する。


クアルコムのジェイコブス最高経営者は「大統領に今回の決定を受け入れないよう要請し、法院にも控訴する」と述べた。

国内の携帯電話業者は「今回の決定が対米輸出に大きな影響を及ぼすことはない」という立場を見せている。 米国輸出実績がある従来のモデルは輸入禁止対象ではなく、特許を避ける新しいチップも開発したため、という説明だ。

三星(サムスン)電子のキム・ジョンヒョン部長は「クアルコムとブロードコムの間で紛争中の技術はすでに代替技術が開発されている。今後の携帯電話輸出に全く問題はない」と語った。

しかし一部では、新しいチップを使用して携帯電話を製造しても、安全性の確保などに時間がかかるため、輸出への支障は避けられないという見方もある。



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