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三星電子-パナソニック、米PDP市場で1ポイント差の薄氷勝負

三星(サムスン)電子が北米PDPテレビ市場で宿敵日本のパナソニックとシェア1ポイント差まで追い付きながら首位を争っている。

7日、市場調査機関NPによると三星電子は3月中旬以後、市場シェアで1位のパナソニックに10ポイント以上劣っていたが、最近速いスピードでシェアを回復し、差を縮めて5月第2週26.6%(三星)対27.6%(パナソニック)、第3週23.1%対24.4%など、1ポイント差の争いをしている。

三星電子は3月初め、一時的にパナソニックを追い越したが、パナソニックはこれに負けじと再び低価戦略を動員する攻撃的なマーケティングを行い、4月第3週には三星とのシェアの差を13.4ポイントまで開けて逃げている。


しかし4月中旬以後、三星電子が描く険しい上昇曲線は意味深長だ。

三星SDIが開発したW2パネルを採用した「カンヌ」が4月初め、北米市場流通売場に広がった後、本格的に販売され始めた時点から三星PDPテレビの市場シェアも上向きになっているからだ。

「カンヌ」は既存のW1パネルより速い応答速度と高い解像度、鮮明度を支援するW2パネルを採用し、画質を画期的に改善、「シネマ様式」など、差別化された機能をつけてはやくも現地市場で認知度を上げている。

下り坂のパナソニックのシェア曲線とU字を描いて上昇中の三星のシェア曲線は現在2週連続1ポイント差を維持しながら、いつ崩れるかわからない緊張感を形成している。

パナソニックは大規模物量と低価攻略で世界PDP業界の最高強者として君臨してきた。昨年4月、三星電子は北米PDP市場でシェアが10%台にとどまり、30%半ばのパナソニックに及ぶことができなかった。

しかし画質競争力を土台にした三星の追い上げは物量のパナソニックをすぐにも追い越す態勢だ。

三星電子関係者は「W2パネルを採用して画質を改善したPDPテレビが高い人気を集めている」とし、このような状況が続けば近いうちにパナソニックを北米市場で追い越すことができるものと期待している」と話している。



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