兵役特例（兵役義務の代わりに産業技能要員として勤める制度）をめぐる不正疑惑を捜査しているソウル東部地検は４日、パク・ジェサン容疑者（芸名：ＰＳＹ）を召喚し取り調べた。韓明官（ハン・ミョングァン）次長検事は「家宅捜索で入手した資料に基づき、服務の期間中に芸能活動を並行できた経緯などを追及した」と述べた。

続いて「パク容疑者が、実際の業務に必要とされる技能を保有していたのかを確認する考えだ」とした。検察は、パク容疑者が入隊の代わりに産業技能要員として勤めていた会社と同容疑者の叔父が運営する会社の間に金品のやり取りがあったことを突き止め、兵役特例会社への不正服務などについて捜査してきた。


パク・ジェサン容疑者は同午前１０時ごろソウル東部地検に到着した。同容疑者は「取り調べに忠実に応じたい」とした後、捜査室へ向った。パク容疑者は、現役兵士の判定を受けたが、情報処理技師の資格証明を取得した後、０３年１月から３６カ月間、情報通信（ＩＴ）会社のＦ社で産業技能要員として勤務。勤務期間中に１００回以上も公演に出演しアルバムを発売するなど活発な活動を繰り広げたため、不正疑惑が浮上していた。