麻生太郎日本外相が３日、済州道（チェジュド）で行われた韓中日外相会談に参加するために自衛隊所属航空機で入国、論議を呼んでいる。

麻生外相はこの日、済州空港に自衛隊所属汎用輸送機である「Ｕ２」を利用して入国した。

これは解放以後、自衛隊所属航空便が韓国に入って来た前例がほとんどなかったという点から始まった。加えて安倍晋三首相が「普通国家化」を主唱している状況で自衛隊所属航空機が「平和の島」済州に入って来たことは注目を集めるのに十分だった。


韓国外交部はこれに対し、麻生外相が日程上、正常な民間航空便を利用することができないからだったと説明した。

シム・ユンジョ外交通商部次官補は「麻生外相が明日の国会のため今夜帰らなければならない状況」とし「今日の行事をすべて消化してからでは遅くなってしまい、民間航空便を利用できないので自衛隊航空便を利用した」と伝えた。

また「麻生外相の利用した航空便が自衛隊所属ではあるが汎用輸送機で、旅客機に似ている」とし「軍事目的に利用したのではなく行事参加目的に利用したのだから問題を提起しなかった」と付け加えた。