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「三星・ソニーに負けるな」…シャープの大反撃

日本のシャープが「打倒、三星(サムスン)、ソニー」を旗幟として大阪府南部の堺市に世界最大液晶パネル工場を建設することにした。 この夏に着工し、早ければ来年中に工場を稼働する予定で、総5000億円を投資する計画だ。 敷地面積は120ヘクタールと、現シャープの主要生産拠点である三重県亀山工場の約4倍にのぼる。

新工場では第9世代を越えて横3メートル・縦2.8メートルの第10世代ガラス基板が使用される見込みだ。 第10世代の基板は65インチのパネルを一度に6枚ずつ生産できる。 シャープはここで50-60インチ級の大型液晶テレビを生産する計画だ。 シャープはひとまず月3万枚(ガラス基板投入基準)生産体制を構築した後、数年以内に月6万枚体制に引き上げる方針だ。

日本経済新聞は20日、「日本国内では不動の首位を占めているが、世界市場ではソニー・三星に後れをとるシャープとしては、‘大型化’の流れの中で一歩リードして優位を確保しようということ」と分析した。


米国の市場調査会社ディスプレイサーチによると、昨年シャープのLCDテレビ世界シェアは金額基準で11.5%と、ソニー(16.2%)と三星電子(15.1%)に次ぐ3位。 シャープは昨年8月、月1万5000枚体制の稼働を始めた「第8世代」(2.16メートル×2.4メートル)亀山第2工場の生産能力を今年下半期から月6万枚に増やす考えだ。 しかしこれ以上の増産が難しく、需要を満たせなくなったことを受け、新工場投資に踏み切った。

シャープの攻撃的な投資で、50インチ以上の大型LCD市場は激しい市場争奪戦が避けられなくなった。 シャープの1年後れとなる8月から忠清南道湯井面(チュンチョンナムド・タンジョンミョン)で横2.5メートル、縦2.2メートルの第8世代ラインを本格稼働する三星電子はひとまず50インチ台の製品生産に専念することにした。

三星電子の関係者は「湯井に第9・10世代ライン敷地をすでに確保しているが、投資時期は市場状況を見守りながら決定する」と語った。 LGフィリップスLCDは来月までに、坡州市(パジュシ)のP8ラインを第5.5世代で運営するか、第8世代へ移るかを決定する方針だ。



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