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警察、報復暴行容疑でハンファ会長への逮捕状請求へ

ソウル南大門(ナムデムン)警察署は9日、職員らを動員、暴行を主導した疑い(暴力)で、ハンファグループ会長・金升淵(キム・スンヨン、55)容疑者の逮捕状を請求した。逮捕状が発給される場合、大企業の総帥が暴力事件で逮捕される初の事例となる。

警察によると「金容疑者は3月8日、自身の次男(21、米エール大在学中)がソウル北倉洞(ブクチャンドン)Sクラブの従業員らに殴打された後、ソウル清潭洞、清渓山(チョンダムドン・チョンゲサン)、北倉洞で報復暴行を行なった」とのこと。その過程で、チョ某氏ら4人を清渓山に拉致(らち)し、系列会社の職員や暴力団のメンバーらを同行させた容疑ももたれている。

警察関係者は「金容疑者が容疑すべてを否認し、一部被疑者が召喚に応じないなど証拠いん滅の恐れがあるため逮捕状を請求する」と説明した。ハンファ側は容疑一切を否認したが、警察は携帯電話の通話記録を取り調べるなど状況を裏付ける証拠を確保した。これに関連、朴澈俊(パク・チョルジュン)ソウル中央地検第1次長は「(逮捕状の検討に)3~4日はかかる」とし「逮捕の必要性などを検討し処理する考え」と述べた。

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