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BDA凍結で…韓赤、離散家族対面支援金40万ドルを船で運ぶ

5日午後7時、仁川(インチョン)港貨物埠頭。 かばんを持った正装姿の男性2人が出港を準備する船に乗った。 2人の胸には赤い赤十字マークがついている。 かばんの中に入っているのは現金40万ドル(約3億7200万ウォン)。 100ドル紙幣を100枚単位で束ねた札束40個だった。 しばらくして船は港を離れ、北朝鮮の南浦(ナムポ)港に向かった。

40万ドルは、南北離散家族画像対面に必要な装備の購入のため政府が北朝鮮に支援する資金だった。 翌日昼12時、南浦港に到着したこの資金は、平壌(ピョンヤン)から来た北朝鮮の朝鮮赤十字会の要員に引き渡された。 南北間で初めてとなる現金輸送作戦はこのように進行した。

今回の資金提供は、昨年6月21日の南北赤十字間の合意書に基づくものだ。 北朝鮮は離散家族画像対面を拡大しようという南側の提案を受け入れながら、対面設備を提供してほしいと要求した。しかしコンピューターなど一部の装備は米国の輸出管理規定(EAR)のため提供するのが難しかった。 結局、こうした一部の装備については中国など第3国から北朝鮮が購入する方向に決まり、韓国側はその資金を伝えることにした。


政府はこの資金を南北協力基金から支出することにし、先月、李在禎(イ・ジェジョン)統一部長官主宰の交流協力推進協議会で議決した。 統一部は輸出入銀行に置く南北協力基金から40万ドルを韓国韓赤口座に移した。

しかし伝達方法が問題だった。 05年9月にBDAの北朝鮮口座が米国によって凍結され、北朝鮮の送金ルートはふさがったのだ。 苦心の末、政府は現金で直接伝える方法を選択した。 開城(ケソン)などを通した陸路輸送も検討されたが、結局、対北朝鮮物資を積んでいく船便で送ることを南北連絡官チャンネルを通じて北側に知らせた.

政府当局者は「適切な送金口座がなく、直接現金を包んで行かなければならないというのは、国際社会に入っていない北朝鮮の切ない現実をあらわにしている」と語った。



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