ソウル大と私大総長協議会が本考査・高校等級制・寄与入学を禁止した教育人的資源部の「3不政策」を廃止せよと公開的に要求した。これらは3不政策が大学競争力と教育発展を妨げる障害物だとした。経済協力開発機構(OECD)も最近、韓国政府に大学規制を果敢に解くよう提言し、3不政策など5つを対象に挙げた。
画一・平等主義に教育崩壊直前
3不政策は世界でも珍しい大学入学試験規制だ。私教育にまったをかけるという理由で大学が独自の入試を実施できないようにする国があるか。学生選抜方式は大学の固有の権限だ。高校等級制禁止も非現実的だ。大学でも高校でも学生や生徒に水準の違いがあるのが現実だ。しかし教育部はその違いを無視し、内申を同等に評価せよと強要する。これでは大学入学試験がますます混乱するばかりだ。寄与入学制も外国では幅広く認めている。我々は優遇措置などの問題があるが、大学が定員外で選抜しても厳格に管理をすれば問題はないと思う。大学の質を高めるための財政拡充にも役に立つからだ。
盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領は大統領選挙当時、大学自律化を公約としたが、実際は正反対に出た。教育規制がこれまでになくひどい。教育部はことあるごとに私教育に走らないように動くが、私教育の主犯こそ教育部だ。時流によって大学入学試験政策が揺らぎ、公教育は荒廃化されてしまったので、心細い生徒たちは私教育に進むのだ。教育費負担がますます増え、保護者らは子供たちの教育が大変だと騒いでいる。盧武鉉政権に入って早期留学を行った生徒が急増したのもこのためだ。教育部が「公共の敵」になった。
目を外に向ければ、世界は今、教育革命が盛んだ。平準化より秀越性を重視する教育をしようというのが骨子だ。21世紀の知識基盤社会では優秀な人材の育成が何より重要だからだ。それで米国や日本などでは競争原理を取り入れ、学校、教員評価を強化して大学の自立権を拡大し、優秀な人材を養成する多様な学校を作っている。
韓国はどうか。まったく正反対に疾走している。時代錯誤的な教育平等主義と画一的な平準化政策に浸かっている盧大統領、そしてそのコードに合わせるために所信を捨てた教育副総理たちのせいだ。生徒やその保護者らは被害者だが、もっと大きな問題は韓国の学校教育が崩壊直前だという点だ。資源貧国である韓国は、人だけが競争力の源泉だ。そのため教育がどの国より重要だ。しかし今、教育政策は優秀な人を作るのではなく悪い方に平準化しようというのだ。これがまともな教育だといえるか。
大学入学試験の自律化は大学入学試験を安定させ、公教育を回復させる近道だ。大学が、それぞれ特性によって自由に学生を選ぶようにし、高校や生徒たちはこれに合わせて勉強すればよい。2008年の大学入学試験まであと何カ月も残っていないが、修学能力試験の比重を強化すると大学が発表すれば、教育副総理が阻んで出た。どうしてこんな干渉をするのだろうか。
大統領選挙候補は教育ビジョンを提示せよ
平準化政策はもっと間違っている。能力が違って生まれてきた人々をどれだけ平等にさせることができるというのか。先に進んだ人はさらに伸ばし、後ろの人々はこれ以上遅れないよう補ってあげるのが教育だ。良い教育を受けることを願う学生や保護者たちは特別な目的高校や自立型私立高を好んでいる。学校満足度や教育成就度が高いからだ。市場の需要が増加すれば供給を増やすのが当然だ。しかし教育部は平準化を立てて国際中、特別目的高校、自立型私立高校の設立を規制するなど、供給を阻んでいる。また大学まで平準化しようとしている。
こんな平等主義がなくならない限り、韓国の教育の未来はない。金信一(キム・シンイル)教育副総理は自律と競争を強調してきた教育学者出身だ。しかし未来は失望ばかりだ。新しい教育革命は次期政府に移された。大統領になろうとする人々は1日も早く韓国の教育を立て直すビジョンを提示して国民に希望を与えなければならない。
画一・平等主義に教育崩壊直前
3不政策は世界でも珍しい大学入学試験規制だ。私教育にまったをかけるという理由で大学が独自の入試を実施できないようにする国があるか。学生選抜方式は大学の固有の権限だ。高校等級制禁止も非現実的だ。大学でも高校でも学生や生徒に水準の違いがあるのが現実だ。しかし教育部はその違いを無視し、内申を同等に評価せよと強要する。これでは大学入学試験がますます混乱するばかりだ。寄与入学制も外国では幅広く認めている。我々は優遇措置などの問題があるが、大学が定員外で選抜しても厳格に管理をすれば問題はないと思う。大学の質を高めるための財政拡充にも役に立つからだ。
盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領は大統領選挙当時、大学自律化を公約としたが、実際は正反対に出た。教育規制がこれまでになくひどい。教育部はことあるごとに私教育に走らないように動くが、私教育の主犯こそ教育部だ。時流によって大学入学試験政策が揺らぎ、公教育は荒廃化されてしまったので、心細い生徒たちは私教育に進むのだ。教育費負担がますます増え、保護者らは子供たちの教育が大変だと騒いでいる。盧武鉉政権に入って早期留学を行った生徒が急増したのもこのためだ。教育部が「公共の敵」になった。
目を外に向ければ、世界は今、教育革命が盛んだ。平準化より秀越性を重視する教育をしようというのが骨子だ。21世紀の知識基盤社会では優秀な人材の育成が何より重要だからだ。それで米国や日本などでは競争原理を取り入れ、学校、教員評価を強化して大学の自立権を拡大し、優秀な人材を養成する多様な学校を作っている。
韓国はどうか。まったく正反対に疾走している。時代錯誤的な教育平等主義と画一的な平準化政策に浸かっている盧大統領、そしてそのコードに合わせるために所信を捨てた教育副総理たちのせいだ。生徒やその保護者らは被害者だが、もっと大きな問題は韓国の学校教育が崩壊直前だという点だ。資源貧国である韓国は、人だけが競争力の源泉だ。そのため教育がどの国より重要だ。しかし今、教育政策は優秀な人を作るのではなく悪い方に平準化しようというのだ。これがまともな教育だといえるか。
大学入学試験の自律化は大学入学試験を安定させ、公教育を回復させる近道だ。大学が、それぞれ特性によって自由に学生を選ぶようにし、高校や生徒たちはこれに合わせて勉強すればよい。2008年の大学入学試験まであと何カ月も残っていないが、修学能力試験の比重を強化すると大学が発表すれば、教育副総理が阻んで出た。どうしてこんな干渉をするのだろうか。
大統領選挙候補は教育ビジョンを提示せよ
平準化政策はもっと間違っている。能力が違って生まれてきた人々をどれだけ平等にさせることができるというのか。先に進んだ人はさらに伸ばし、後ろの人々はこれ以上遅れないよう補ってあげるのが教育だ。良い教育を受けることを願う学生や保護者たちは特別な目的高校や自立型私立高を好んでいる。学校満足度や教育成就度が高いからだ。市場の需要が増加すれば供給を増やすのが当然だ。しかし教育部は平準化を立てて国際中、特別目的高校、自立型私立高校の設立を規制するなど、供給を阻んでいる。また大学まで平準化しようとしている。
こんな平等主義がなくならない限り、韓国の教育の未来はない。金信一(キム・シンイル)教育副総理は自律と競争を強調してきた教育学者出身だ。しかし未来は失望ばかりだ。新しい教育革命は次期政府に移された。大統領になろうとする人々は1日も早く韓国の教育を立て直すビジョンを提示して国民に希望を与えなければならない。
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