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「対中国輸出競争力が低下」

中国に対する韓国の輸出競争力が昨年をピークに低下しているという分析が出された。 韓国貿易協会が8日発表した報告書「中国輸入市場における韓国と日本の競争力分析」でだ。

これによると、韓国が中国に輸出して稼いだ金額は04年621億ドル、05年768億ドル、06年898億ドルと着実に増えている。 しかし中国国内の輸入市場シェアは01年(9.6%)から05年(11.6%)まで増加した後、06年は11.3%に低下した。

報告書は「中国市場が望む商品の構造変化に追いつけず、中国市場の拡大ペースに比べて韓国製品の輸出はあまり増えていない」と診断した。 こうした現象が目立つ分野は自動車・携帯電話・鉄鋼製関連部品産業など。


協会は「中国で自動車や携帯電話を生産する際、部品は主に輸入して使ってきたが、最近は中国国内で調達する比率が高まっている」と説明した。 特に、自動車および自動車部品分野では韓国製品の輸出競争力が大きく低下し、昨年は輸出金額が前年比6.2%減少した。 日本・ドイツ・フランス・米国など主要自動車競争国の対中国輸出は増えている。 繊維・革・履き物など先端技術力をあまり必要としない分野の輸出競争力も低下していると、報告書は伝えた。

半面、デジタル・印刷回路などハイテク製品は依然として中国国内で高い競争力を維持していることが分かった。 韓国製品が輸入品の19%を占めるデジタル分野の製品競争力はさらに高まる見込みだ。

貿易研究所のチョン・ファンウ研究員は「日本は03年まで電子およびIT分野で韓国をリードしていたが、価格競争力などで押され、対中国輸出では韓国が輸出1位になっている」と述べた。 また「三星(サムスン)・LGなどの有名ブランドが中国の消費者に‘価格の割に品質が良い製品’と認識されており、こうしたデジタル分野の韓国企業優位はしばらく続くだろう」と語った。



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