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経営難のクライスラー、現代車が引受?

現代(ヒョンデ)自動車が自動車大手・ダイムラークライスラーを引受する有力候補に浮上している。英紙ザ・タイムズが、18日(現地時間)に報じた。

これに先立ち14日、ダイムラークライスラーグループのディーター・ツェッチェ最高経営責任者(CEO)は経営難に陥ったクライスラー部門の売却を示唆したことがある。ザ・タイムズは「ゼネラル・モーターズ(GM)とともに現代車が引受の有力候補」とし「クライスラーを引受すれば、現代車の米市場拡大に大きく役立つだろう」と見込んだ。

同紙は、現代車がとりわけ、クライスラーの米国内販売網(ディーラー網)に大きな関心を示している、と伝えた。同紙によると、クライスラーの価値は70億ポンド(約1兆6000億円)にのぼるが年金・医療保険の負担で引受費用はさらに増える。米紙ウォールストリートジャーナルは19日「同グループはすでに3~4社から引受・提携の提案を受けている」とし「専門家はクライスラー部門の価値を50億ドル(約6000億円)に評価する」と報じた。


これに関連、現代自動車は、19日「クライスラーの引受を検討したことがない」と報道内容を否認した。現代車とダイムラークライスラーは2000年に資本・技術の提携をしたことがある。両社の提携は、04年5月にダイムラークライスラーが現代車の持株を売却することによって終了した。



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