李東国（イ・ドングック、２８、ミドルスブラ）のプレミアリーグ進出を受け、ヨーロッパ舞台で韓国サッカーの位置づけが高まっている状況を隣国の日本はどう見ているのか。

日本のサッカー専門誌「サッカーマガジン」最新号は、「隣国の海外組が成功する理由」という記事で３つの理由を挙げた。

まず、サッカー協会が乗り出して海外進出を支援するほど国全体が海外進出の雰囲気を奨励しているということだ。薛琦鉉（ソル・ギヒョン、２８、レディング）はサッカー協会の留学プログラムでベルギーに進出し、李栄杓（イ・ヨンピョ、３０、トッテナム）と朴智星（パク・チソン、２６、マンチェスターユナイテッド）はフース・ヒディンク監督の支援で、金東進（キム・ドンジン、２５）と李浩（イ・ホ、２３、ともにサンクトペテルブルク）がディック・アドフォカート監督とともに海外に移籍するなど、代表チーム監督の影響も大きい。


週間サッカーマガジンは「韓国は海外志向が強い国。国内の激しい入試競争から抜け出すため海外留学が脱出口として定着した。例えばアメリカ留学生の場合、韓国人は５万人にのぼる。これは（人口がおよそ３倍の）日本（４万人）よりも多い」と説明した。

２つ目の理由はケーブル放送の普及でヨーロッパサッカーを家庭で見る人が増えているという点だ。ヨーロッパサッカーに親しみを感じる一方、Ｋリーグへの関心は低下し、観客も減っている。

最後に韓国選手とファンの最高志向精神を取り上げた。同誌が注目したのは、韓国でよく使われる‘ビッグリーグ’という単語だ。日本で‘ビッグリーグ’とは米国のメジャーリーグを指す言葉で、サッカーには使わない。

週間サッカーマガジンは「韓国はイングランド、スペイン、イタリアのリーグをビッグリーグに分類し、他のヨーロッパリーグと区別して考える」と分析した。こうした考え方がオランダやフランス、ベルギーにとどまらず、より大きなリーグへの挑戦意欲を後押ししているという評価だ。