９９年日本プロサッカーのＪリーグで黄善洪（ファン・ソンホン、当時柏レイソル）は２４ゴールを記録して得点王になった。 ２位の城彰二（当時、横浜）とは６ゴール差だった。 ００年、柳相鉄（ユ・サンチョル、当時横浜マリノス）はＦＷでないにもかかわらず１７ゴールで得点３位に入った。 ０１年には崔龍洙（当時ジェフ市原）が２１ゴールで得点２位になった。

黄善洪と崔龍洙は日本進出後すぐにＪリーグに旋風を巻き起こした。 黄善洪は９８年夏、崔龍洙は０１年初めにデビューした。 当時、日本サッカー関係者と現地メディアは「日本にもこんなゴールゲッターがいれば国際舞台でもっと良い成績を残すことができるはずだ」と評価した。


最近䆁清水エスパルスの?宰榛(チョ・ジェジン、２５）がＪリーグ韓国ストライカーの系譜を継いでいる。 ?宰榛は２６日、静岡で行われた０６Ｊリーグ第２０節、ＦＣ東京戦で２ゴールを決め、チームを２－０の勝利に導いた。 この日現在、得点ランキング単独５位（１１ゴール）で、１位とは３ゴール差。 １０試合ほど残っている点を勘案すれば得点王も可能だ。

０６年は?宰榛にとって特別な年だ。 日本サッカー関係者からは「欠点のないストライカー」という称賛の声も聞かれる。 ０６年ドイツワールドカップ（Ｗ杯）では組別リーグ３試合にフル出した。 李東国（イ・ドングック、浦項スティーラーズ）が負傷で途中下車した時、ファンらは?宰榛のことを‘運が良い選手’と話していた。 しかし安貞桓（アン・ジョンファン）とのポジション争いで堂々とチームのトップを確保すると、?宰榛への視線は大きく変わった。

身長１８５センチの?宰榛は制空権が優れている。 パワーもあり、相手ＤＦとの競り合いにも強い。 利己的でないプレーも彼の長所だ。 ドイツＷ杯のフランス戦で見せたヘディングアシストは、ヘディング力だけでなく、チームプレー能力も高いことを表した。 しかしストライ䪃ーとしてゴール決定力を高めるべきだという課題は依然として残っている。

◆代表チームで激しいトップ争い=１６日に行われた台湾とのアジアカップ予選までは安貞桓が一歩リードしていた。 ?宰榛は負傷し、鄭助国（チョン・ジョグック、FCソウル）は経験不足を感じさせた。 しかしイラン戦を控えて状況は大きく変わった。

けがから回復した?宰榛はＪリーグで勢いに乗っている。 鄭助国は台湾戦でAマッチデビューゴールを決めた後、Ｋリーグでも活躍を続けている。 ２６日の全北現代（チョンブック・ヒョンデ）戦では２ゴールをマークした。 一方、安貞桓は定着するチームも探せずにいる。