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元プロボクシングWBAスーパーフェザー級世界チャンピオンの崔龍洙(チェ・ヨンス、34)がK-1進出を宣言した時、ボクシング界は「韓国ボクシングは死んだ」と嘆いた。 崔龍洙は世界タイトルを6度も防御した選手。 22日に狎鴎亭洞(アプグジョンドン)体育館で会ったその崔龍洙も「ボクシングは死んだ」と語った。 しかし「また息を吹き返す希望もある」と述べた。
--K-1では3年間で10億ウォン(約1億円)を受けるというが、ボクシングよりも多い金額か。
「似ている。 WBAチャンピオンだった2年6カ月間で7-8億ウォンを受けた」
--ボクシングとK-1は競争関係か、それとも補完関係か。
「補完できるかもしれなꊂが、基本的には競争関係だ」
--K-1ではパンチとキックのうち、どちらが重要か。
「やはりキックが重要だ」
--それならボクサーは不利だが、なぜK-1に進出するのか。
「話が入ってきたので・・・。 一度やってみたい気持ちもあった」
--ボクシングは長い歴史を持つプロ格闘技の花だ。 世界チャンピオンの転向にはどんな意味があるか。
「転向ではない。 現役でなく、引退した選手だからだ」
--自分から望んで引退したのではないようだが。
「そうだ。 チャンピオンベルトを奪われて、次のチャンスをつかむのが難しか솂た。 それでやむを得ず引退した」
--50歳代までリングに立ったジョージ・フォアマンもいて、40歳代のボクサーも少なくない。 いまK-1が可能なら、またボクシングもできるのでは。
「韓国でボクシングは死んだ。 人気もなく、試合も少なく、中継もされない。食べていけない」
--長い間、ボクシングの試合は面白くなかった。 弱い相手をホームに連れてきて、判定で勝つ試合が多かった。
「プロモーターがお金を儲けるためにそうさせる傾向があった。 私はむしろ外国に行って試合をする方がよかったが、プロモーターは直接大を主催してお金を儲けるため(自分は)そうできなかった」
--判定で不利になるはずだが、どうして外国がよかったのか。
「負けても‘偏向判定で負けた’と言い訳できるからだ。 いや、それよりも負担なく思い切った試合ができるからだ」
--状況が良くなればまたボクシングをするか。
「K-1と3年契約しているので3年後に尋ねてほしい」
--韓国ボクシングは一時的なダウンか、それとも完全にKOされたのか。
「日本ボクシングの人気は韓国よりも低かった。 しかし今はまたボクシング人気が息を吹き返している。 韓国でも沐気が戻ると信じている」
--K-1のスパーリングはしたか。
「イム・チビンらとスパーリングした。 手加減してくれた」
--劣勢だったということか。
「そうだ。なにぶん経験が足りないので易しくはない」
--K-1の魅力は何か。
「殴られることだ」
--本当の話か。
「一般の人は分からない。 ボクシングの魅力も殴られることだ」
--殴られるのが嫌でボクシングを始めたと言っていたのでは。
「もちろん試合をする度に殴られていれば良いことない。 練習で殴られなければならない。 たくさん殴られてこそ学ぶことꪂできる」
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