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日本、植民支配時代にサプサル犬2万匹処分し民族犬の抹殺図る

「韓民族は昔から犬を愛す民族。とりわけサプサル犬(むく毛の犬)は祖先に愛され、栄誉と恥辱の歴史を共にしてきた民族の犬」。絶滅の危機にあるサプサル犬を保存するため、私財をはたいて研究に献身し「サプサル犬の父」とされる慶北(キョンブク)大・河智鴻(ハ・ジホン)教授が7日(現地時間)ワシントン入りした。

今回の訪米は、愛犬家の多い米国で天然記念物第368号に指定された韓民族のサプサル犬の優秀性を知らせ、「犬を虐待する韓国人」という誤ったイメージを変えるためのもの。河教授は同午後、米国の韓国大使館・広報院で行なった特別講演で「韓国人が犬を虐待する民族に誤解されているが、韓民族こそ昔から犬を愛してきた民族」とし「朝鮮(チョソン、1392~1919)時代、御璽(ぎょじ)の取っ手をサプサル犬の形にしたくらい」と説明した。

同教授は、サプサル犬について、愛想がよく、聡明で、習得力に優れており、好奇心が強く、運動能力にも優れていると紹介。また昔から「鬼を追い払う」とされるサプサル犬が、どの動物よりも忠誠心が強く、韓民族を守る守護神の象徴だったことを強調し「最近ではサプサル犬といえば、独島(ドクト、日本名・竹島)を守る犬と思われている」と伝えた。


続いて、サプサル犬は植民支配時代(1910~45)受難の対象にもなったと述べ「植民支配時代、日本は民族文化を抹殺する一環で、サプサル犬約2万匹を処分、絶滅の危機もあった」とし「日本はサプサル犬の革が優秀だとの理由から兵士の靴・帽子を作るためサプサル犬を殺した」と主張。それを裏付ける証拠に43年2月、朝鮮総督府・林業研究所が作ったサプサル犬の毛皮に関する研究論文を、初めてマスコミに公開した。講演には米国人50人をはじめ約100人が出席した。



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