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劇団四季の浅利慶太代表(73)は15日、日本横浜の四季芸術センターの完成を記念して韓国記者を招待した席で、「劇団四季が要請しなければミュージカル専用劇場はできなかっただろう」と明らかにした。
浅利代表は「韓国ミュージカル協会側が『四季が韓国最初のミュージカル専用劇場を奪った』と主張するのは誤り」とし、「ロッテグループの辛格浩(シン・キョクホ)会長を15年かけて説得し、ミュージカル専用劇場をつくることができた」と語った。
「35年間の知人」として親密さを強調した浅利代表は「辛会長が専用劇場を建てることにしながら、その条件に『最初の作品は劇団四季が担当し、劇場が軌道に乗るまでの3年間はずっとしてほしい』と提示した」と付け加えた。
これはシャーロッテ側の説明と異なる。 ‘四季内定説’が浮上した当時、シャーロッテ側は「国内製作者からも作品提案書を受けたが、審査の結果、劇団四季の『ライオンキング』が最も競争力があると判断した。 四季だけをパートナーとして考えたわけではなかった」と繰り返し明らかにした。
浅利代表も先月7日、ソウルで行われたシャーロッテ開館作「ライオンキング」製作発表会場で、「シャーロッテは決して四季の専用劇場にはならない」と強調した。 当時、浅利代表は「韓日文化交流レベルで進出するのであり、韓国で稼いだお金はすべて韓国に投資する」と慎重な態度を見せた。 しかし今度は韓国のミュージカルプロデューサーらに苦言を呈した。
「ディズニーは『韓国は市場でない』と言う(市場規模があまりにも小さいという意味)。 こういう声が出てくるのは韓国プロデューサーらの責任ではないか。 いま韓国ミュージカル協会は劇団四季の進出に붔発しているが、それは非常に小さな部分とみられる。 彼らの反発を気にするよりも率直に『いつ公演を始めるか』が私にとってもっと重要だ。 街中でデモをするのではなく舞台の上で勝負しよう」。
これに関連し、韓国ミュージカル協会の尹浩鎮(ユン・ホジン)会長は「その間うわさが流れていた‘四季-ロッテ密約説’が確認された。 ロッテの非道徳性を集中攻撃すると同時に、劇団四季の韓国公演が実現しないよう強力に対抗してたたかう」と述べた。
劇団四季は2年前にも韓国に進出しようとしたが、国内公演業界の激しい反発で計画を取り消している。
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